レビュー一覧

2巻まで読みましたが溺愛要素0です。王子が今のところ魅力0のDV男にしか見えません。正直王子よりも従者の男の方が魅力的に思います。

敵国の王子と、その敵国に父を殺された令嬢の、恋と政略のシーソーゲームですね。第1話の始まり方に魅力を感じず購入せずにいたのですが、2巻が出たところでレビューを確認したところまだまだタイトルの溺愛感が無いと。20話まで進んでそれはどういうことか、つまりストーリーが重視され、二人の恋愛はまだ駆け出したばかりということ。レンタルを経て購入を決めました。2巻ともなれば王子はすでにかなり令嬢のことが大好きです。令嬢の性格を気に入り、素の自分をさらけ出し、令嬢の言葉にハッと気付かされ、キスと王族らしい物言いで愛を表現し始めた王子と、対してそれにやり込まれることなく言葉巧みに辺境伯令嬢たらしめる剣技で強かに生きる令嬢に対する萌えやキュンもこれからさらに増えてくることでしょう。それを予感させるストーリーがかなり面白いです。絵も綺麗、迫力もある。たまに違和感がある場面もあるのですが、勢いで読んだらわからないだろうなと。好感しかない二人の行き着く先が優しく笑い合える未来でありますように。続巻も楽しみにしています。

はい、2巻の最後からスイッチ入りました。やっと、楽しくなってきた。

続きが楽しみな作品ですが溺愛な甘いお話しではないのでご注意を。頑張る強いヒロインが早くしあわせになってほしいです。

主人公を好きになれるかどうかでこの作品が楽しめるかどうか変わると思います。明朗活発で元気、淑女の嗜みより剣が大好きな主人公。しかしパーティの警備にあたる人の剣に興奮、はぁはぁして仕事の邪魔をする空気読めない痛い主人公でもあります。趣味は自由だと思うがTPOって大事。個人的には「殿方ではなく戦場に恋焦がれてしまう」ってセリフが実際の戦場を知らない小娘が何を言うって感じで嫌いでした。そんなに殺戮したいの？

現時点での最新刊であるコミックス版8巻まで読んだ感想です。まず作品タイトルを変更した方が、より多くの人に読まれる作品になると思います。8巻まで読んで、溺愛要素はほぼ無い、と言えます。主人公は剣に強く頭の回転が速い「女性」ですが、物語の展開は「少女漫画」ではなく、どちらかというと「少年漫画」に近いテイストです。（少年漫画と言い切るには主人公の相手である王子が詰めが甘く覚悟が弱い）策略、戦略、謀略、政治的駆け引きと革命、が8巻時点ではメインテーマです。かつての『ベルサ●ユの●ら』を彷彿とさせられる部分あり、7巻あたりから登場する建造物の名から、8巻まで読んできて今更ですが、ようやく、この作品の歴史的背景もフランス革命、市民革命が盛んであった18世紀ごろを意識して書かれているのでは？と気づきました。それ以降、溺愛というタイトルを気にせず、歴史風マンガとして読んでいます。「溺愛」というタイトルだったので、もっと気楽で、典型的でテンプレで、シンプルにハッピーエンド、加えて艶やかなエピソードが多いのかと期待して読み始めました。そういう意味では、完全に裏切られています。溺愛もセクシーなシーンも、8巻時点ではまず「ない」です。歴史風コミック、革命風の血気盛んな熱い感じのコミック、です。

どなたかのレビューで書いてあったと思うのですが、このタイトルは内容と合っていなくて残念です。最近「悪役令嬢は〜溺愛される」的なタイトルの漫画をいくつか読んでまた同じような内容かと思い読まず嫌いでした。でも作画が良かったので読んでみたところ、主人公の令嬢が他の漫画の悪役令嬢とは違い軍師のような気性で面白い。溺愛のかけらも見当たらないけど戦友のような同志のような関係が今の所はそれにあたるのかな。5巻の時点で重い展開が続いていてそろそろ甘い方向に向かって欲しい！

うーん…このタイトル、内容と合っていない。タイトルから想像していたのは、サラッと読める少女漫画もの。しかし読み進めてみたら、全然違う！せっかく面白いんだから、こんな流行りに乗っかったタイトルにしなくても。主人公のアンナは、令嬢なのに剣の達人で父の仇を取るため敵国に乗り込む猛者。アンナを溺愛？する王太子も自国を政敵から取り戻そうと必死。それにしても政敵、エクリプス家が本当に怖い…いい意味で期待を裏切られた作品でした。今後の展開に期待。

絵が好きです。アクションは少しぎこちなく見えますが、コマ割りや描写は上手だと思います。ストーリーを排除した漫画のみだったら星5つけるくらい綺麗な絵だなと思います。ストーリーですが、序盤の剣にうっとりしたり剣戟を繰り広げたりというシーンは、今まで貴族特有のしがらみなどがあったにもかかわらず、頭わるい行動するなぁ…としか思えませんでした。父親を誇りに思っていたら、娘としてパーティーであんな突飛なことできないでしょ。絵が気に入ったので自分はそれ以降はわりと楽しく読めましたが、アンナが周囲に好かれていくまでにもう少し時間をかけてほしかったです。順調すぎて共感できない。あと、原作者さんはSPY×FAMILY好きなのかな…ちょっと二番煎じ。そして星2にした理由が、4巻終盤の、恋敵となるイーリスを振った王子を非難した主人公に、ハァ？何言ってんだこいつ、と思ったからです。好きでもない女に愛されていて、それをきっぱりと振ったら、王子なら寄り添う心を持つべき（要約）って……、頭おかしいのかな。主人公の優しさを描きたいんでしょうけど、節々でちょっとズレているというか、違和感を覚える箇所が多くて主人公を好きになれませんでした。でも絵は素敵なんですよねー。

題名に騙された感しかないですね。溺愛の定義が私と作者さんとでは違うようで。溺愛詐欺…甘々な溺愛をお望みの方には1ミリもおススメできません。