レビュー一覧

読後が悪くて、シュールでした。考えさせられる事も多かったです。

結構ダークなストーリーだけどとにかくハマる作品でした！おすすめ！

この漫画は主人公で堕天使になりかけている落ちこぼれ天使のメロが困っている人間を救う為に奮闘していくというストーリーかと思いきや絵柄が病んでいる事も含めて結構ダークなストーリーとなっているだけに読んでいて色々と考えさせられました。

主人公の天使・メロが堕落判定を受けるも天使の証である額のマークが消えない事から、人間たちを救って天使レベルを上げていこう！というキラキラファンタジーな始まり方……からはまるで想像がつかないほどリアルで重たいストーリー（主人公が日本語しか勉強していない為、舞台はずっと日本です）。いじめ、毒親、宗教エトセトラで病みきった、救いようのない人間がたくさん出てきます。メロは（やめておけばいいのに）追い詰められた人間を見るとどうしても助けたくなってしまい、真っ先に駆けつけますが力不足で……。誰しも各々生きている「ヘブン」の堕天使になるのを恐れて思考停止している、と指をさされたような心地でした。本当に正しい事は何なのか、メロが救えなかった人々が真に助かる為にはどうなるべきだったのか？を考えさせられます。

ポップな絵の割にグロいしシリアス。いろいろと考えさせられる作品でした。

主天使長様が間違った教えを説いていてメロが正しい事をしようとしているのに矛盾が残るストーリーでした。

救いが無い話が大好きなのでめちゃくちゃ刺さりました！ケムちゃんの「死にそうな人全員を助けるの？人口凄いことになっちゃうよ」に対するメロのアンサーを楽しみに2巻を待ちます！

独特の世界観がある作品で、たのしめました。

浄土るる先生はキャラクターデザインのセンスがよすぎる。出てくる天使たちのデザインが可愛くてそれだけで目を引く作品でした。ケムエル、ベルゼブブ、サンダルフォンが特にお気に入りです。正義が一種類しかなく言論統一されたヘブンと、思想の自由があるから争いや殺し合いが起こる人間、どちらがより良いものなのか、読後もまだ分かりません。

なんだ、この全員病んでる目つきの漫画聖書のくだりとか　全世界の宗教が亡くなったかのように相殺されてて　ウケました救えない　救わない　掬われる　最期がどうまとまるのか人類が無くなるのか、生き残るのか