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オードリー・ヘップバーン主演「麗しのサブリナ」が、運転手の娘とその主人の息子との恋愛物語だったからこの邦題になったようですが……映画とは全く関係ないです（そもそも原題は「適確な愛人」で、完全に別物です）。このヒーローは厄介です。傲慢ではないのですが、肝心要なことを言わないのでヒロインは翻弄させられます。ヒロインの初恋の相手でなかったら、「ついていけない」と見放されていたかもしれません。父親を亡くした傷心のヒロインにもう少し優しく接して欲しかったです（ショック療法でも言いたかったのかな？！）

ヒーロー家の運転手の娘だったヒロインが貧しく暮らししているところにヒーローが迎えに来ます。分不相応な部屋と仕事を与えてくれたヒーローにヒロインが常に喧嘩腰で読むのが疲れた。たかだか運転手の娘でしかすぎないのに、父親が大変なときに助けてくれなかったとヒステリックに怒るヒロインが理解できません。家族でもないヒーローに文句を言える立場でもないのになぜ人に頼ろうとするのか、自分で道を切り開こうと思わないヒロインに好感がもてませんでした。当て馬の女性の横領が発覚しますが責任のとらせかたが適当で普通は即日解雇であろうになぜか解雇宣告されてからも仕事にきています。ヒーローの義母と2人で仕事を立ち上げるらしいですが、横領して解雇された人間が新事業って甘すぎるでしょう。ヒーローがヒロインとは結婚しないと断言したのに、義母達の前で突然結婚すると宣言したりヒーローもわけわからない。きちんとプロポーズして欲しかった。ヒステリックなヒロインが印象に残るお話でした。