レビュー一覧

小公女は、かつて絵本を卒業した私が初めて読んだ小説でした。いまだにその時の衝撃は忘れられません。それを転生ものと絡めてコミックス化という視点に、期待です。人間関係の難しさ、生き辛さの元になる感情やきっかけは、今も昔も変わらないでしょうから。劣等感を持ち、それを刺激する誰かが心折れるのを見たいという昏い願望を持つ人。そういう人を慮ることなく、ただひたすらに己を高めようとする人。こういう人たちが出会った時起きる悲劇を描いた、今でいうざまぁものの原点ではないでしょうか。けれども。もし、セーラがお金持ちのお嬢様のまま大人になっていたら、きっと救われなかった人たちがいたことでしょう。彼女を苛んだ人たちも含めて。

小公女セーラは世界名作劇場のアニメの中でも好きな作品でした。この作品は忠実で絵も可愛く、サクサク読めたのでとても良いのですが…現代の人が転生である必要がない気がします。

子どもの頃から大好きな作品なだけに、昔のTVアニメのときのようなせっかくの原作のエピソードを削り、酷い創作を入れ台無しにされていたら…と身構えて読みましたが、良いイラストで内容もとても良かったです。作者さん、ありがとうございました。

「小公女」をおもしろくアレンジしていて、たのしくよめました。

子供の頃アニメで観ていた少公女セーラを懐かしく思い出しながら楽しめました。可愛らしかった小さなお猿さんがイメージと全然違ってしまっていて凄く残念でした。

話のテンポが良いのでサクサク読めます。小公女セーラが好きで子供の頃リアルタイムで見てたのでどのような展開になるか楽しみです。