レビュー一覧

だいぶ昔の匂いのする絵柄ですが普通に可愛いお話です。

前半の足長おじさん的な話は主人公が可愛くて好きだったけど、後半の短編がちょいシリアスで話が分かりにくかった気がする。

何かしら、カフェレストラン「セージサクラ」繋がりの、4カップルの話。短編集なので、個々の話がもっと読みたいです。

とりあえず話が甘々で、もやもや・葛藤がほぼありません。でも絵はキレイです。

設定もストーリーもイマイチ。キャラも魅力的とは言い難く、個人的に苦手な部類の本でした。何もかもが唐突で説明不足だし、訳がわからないまま終わった感じです。結構昔に書かれたものの中でも名作はたくさんあるし、気にしないで読む方ですけど、これはちょっと残念でした。

表題作も悪くないけど、もう何とも言えないくらい「セージサクラ」の雫くんのお話が大好き☆作者さんの特徴なのか、コマが一つ動いてモノローグ数行だけで「あれっ？」という間に数ヶ月が経っていたりするので、ちょっとわかりづらいとこもあるけど（笑）、でも嫌いな雰囲気じゃないですよ。この話の時系列的に続きにあたる部分が『本恋』でちょっとかいま見えるので、雫くんのその後がとっても気になって気になって…。そしたら同人誌でまとまってるのを発見！ご興味ある方はそちらもどうぞ〜。って私だけかしら？（笑）こういうの、最近の商業誌だと難しいのかもしれない。私は結構好き。