レビュー一覧

別作品を読んで、他の作品も読みたくなってたらちょうど新作で入荷してたので購入しました。ゆったり進む独特な雰囲気で、思いが通じるまで楽しそうなまま。良かったねぇとおもわず言ってしまうそんな話しです。付き合った後の話の続きがあるのか気になります。

一人ひとり違う恋愛感があり、学生の頃のマイノリティの不安を本当によくかかれていてドキドキしました。爽やかな気持ちになるblです

コンプレックスあったり、地味だったりするゲイの心情が丁寧に描かれていてしみじみとします。

とにかくゆっくり穏やかに進んで行くストーリーに癒される！おすすめ！

BLと言うには、あまりにも現実に近い同性愛の話で、胸がキュッとなって身につまされることもしばしば。中編で終わりかと思ったらいろんなカプが並行して、ところどころキャラクターたちが交差する。私はどれも好きなカプで全部楽しく読めたけど、どれか一つしか好きじゃないって人には読みにくい構成かもしれない。１話のケイタくんは本当にフツメン設定フツメン顔で描かれている。美形前提のBL界におかれましては、Ｂサメンと呼ばれてしまうかもしれないギリギリの作画を攻めていて、連載にオッケーを出した編集部と作家さんの間に信頼関係が出来てなければ始まってなかった連載だろうな、と思うとその面でも胸アツ。５話からのしゅう&あまねカプも、美形に生まれた者の悲喜こもごもで、美醜に対する別面からの切り口で良い話を描かれるなあ。と共に、幼なじみカプ大好物なので内心大はしゃぎで読みました。ケイタたちカプもめっちゃ良かったけど、しゅうたちカプは更に最高を更新してくるじゃん！！てフンスフンス興奮してたら、悪気なく最悪なアケオで急に冷水を浴びせてくる。そして、冷静になったところで、ヒロキという地雷型爆弾を敷設していく同時展開伏線打法。もはや恐ろしい程の憎い構成力。最後の収束に向けて、美しく風呂敷をたたんでいかれます。まーでも、アケオとヒロキにはずっとドン引きした(笑)。世の中は良い人だけでできてるわけじゃないし、後の展開には必要な存在でもあるので、私は薄目で許容しましたが。シズカ氏の気持ちを考えると、どうしても許されないので。シズカ氏のヒロキに向けた「あんたみたいなのは男女関係なく最悪」というニュアンスの言葉は良く刺さった。どれも人間として大事な良い話でした。

小池定路先生の大ファンです。紙の本は全作品コンプリートしています。本作品は、別の電子書籍サイトで購入していますので、ここではレビューだけにします。正直、この作品は小池定路先生の魅力がほどんど感じられないです。小池定路先生の作風は、メインキャラが平凡で、脇役キャラにクセがあって、それが混ざり合うことでメインキャラが引き立っています。本作品は、クセのある脇役キャラがまったくといっていいほどに登場しないので、メリハリもなく味もなく、なにも印象が残らないままにストーリーが進んでいきます。小池定路先生らしからぬ作品にガッカリしています。それでも小池定路先生のファンでいたいので、次回作品に期待したいです。

絵は別として心情などが丁寧に描かれている作品だなと感じました。、