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☆3.5。作者様のここまでシリアスそうなのが珍しいなと思って読んでみました。結果的にエロもほぼなかったし、これまでとはだいぶ毛色が違う感じ。設定が面白いし、共依存に陥る理由がある…と思ったのですが…なんだろうな、攻めの崩壊が早かったのかな。もう少し得た能力がかかわってくると読みごたえがあったのかなと思います。同じ力を得ても考えることは互いに異なり、それはよく効いていて面白い。聞こえなくなっちゃったその後がどうなるのかのほうがさらに深そうなので見てみたいです。

こういう話も筋としてはありだと思います。けど、ちょっと受けの描かれ方が最後まで惨め過ぎました。もう少し受けの気持ちが、ある意味(病的な意味でも)満たされていく部分がしっかりしてないと「それも一つの幸せの形」とは落ち着けず。惨めな人間がなんやかんや惨めな平穏を手に入れた話みたいになっている気がします。病的な感じもちょっとパンチが足りない…その辺りも、惨めさがどこか平凡で、カタルシスに繋がらない原因なのではないでしょうか。うむ。

あんまり得意なジャンルじゃなかったかも…

BLというより浅いホラー？サスペンス？マンガです。内容がない。2人ともなんでそんなに相手に執着したのか。攻めが受けの体を初めて奪うシーンはあまりにも唐突でエロもラブもなくただの暴力。最初から最後まで、グッとくるところがひとつもなかった。この説得力のなさで最後まで描き切ったことが逆にすごい。

いつも明るいエチを描く先生の作品が大好きで、ギャップが凄いです。読みながら「怖っ」を連発しちゃいます。織田くんの執着も恐ろしいが、洗脳に囚われてる香藤くんも、、2人の共依存怖い。描き下ろしを読んでやっと完結感出ますが恐ろしさは変わりませんでした。

絵がとても綺麗で、ダークな雰囲気がとても良く、先生の今までの作品とは違う、新しい感覚です！ ただ、長さが少し短いかもしれない、エンディングが少し急いでいる、エロ描写があまりない、というのは少し残念です。注：私の日本語が下手で、翻訳ソフトも使っているので意味が違うかもしれません

レンタルで十分。攻めがそんな受けに執着する理由がそんな設定でいいんか？ってツッコミどころ満載で、2人が壊れていく過程も文字だらけでよく分からなかった。

通常ハッピーエンド推しで、メリバちょっと好きです。お互いに以前から好意的に見てたとかそう言う甘い過去設定は一切ないです。完全に異常な状態だからこその結末という感じなので、好き嫌い分かれる作品かと思います。ちなみに私は買って良かった派です。苦手な絵だったんですが、ストーリーに惹かれて読んでみたら当たりでした。この絵じゃないとダメ。世界観にとてもあっていて、受け側から見る攻めの得体の知れなさや不気味な執着、気づいたら囲いこまれてる逃げられない恐怖感の表現が秀逸だと思います。笑顔が面白いくらい本当にいちいち怖い。普段、物語は辻褄合わないとモヤモヤするくらい意味を考えながら読むタチなのですが、不思議な力の発露や消失など随所に残る謎が、こういう世界なんだと不思議と気にならないくらい、キャラとストーリーに勢いがあります。元々パーソナリティ障害っぽい感じの攻めが、突然の異常事態に折れてしまってからの何かを超越した異常な振り切れ具合や、トラウマとコンプレックス抱えたコミュ障の受けでは到底太刀打ち出来ない囲い込まれていく絶望感など、読み手に分かりやすく心情が描かれているので、この1冊でよくこんなに上手くまとめたなと思います。理不尽過ぎる不憫受けですが、狂信的執着で偏愛されてるので、この先も一生安泰な感じするのと、攻めはこの世界ならなんとなく何事も暴かれる事なく(揉み消せる立場にいそう)、二人で生きていけそうな所が救いかなと思っています。お互い自己愛しかない自分勝手な共依存だと思いますが、相手を切る事は自分にマイナスにしかならないと無意識で認識してそうなとこも良いです。似た者同士お似合いと言った風に。あと、おまけマンガで、「うん、知ってる」とかニコニコしてる狂人を、かわいい！！ほのぼの空間かよ！！と誤認してしまうほど、すっかりこの世界観に自分も馴染んでしまってました・・・ここは、二人の気持ち悪さを再認識する所なのに・・・なぜか見守ってしまう気持ちに笑

好きな作家様ですがこのお話はあまり刺さらなかったです。

2人とも病んでる。ラブはほぼ感じられません。気分が落ちている時には読めないお話です。