レビュー一覧

今作の主人公たちは好感の持てる人柄で、嫌な奴も居なくて、可愛い作品でした。疲れた時などに癒やされるにはピッタリかと。Ωの主人公の前向きな明るさは好感が持て、深刻な事態もストーリー上で起きず。きっと、スピンオフで伊吹くんのお話を読みたくなった方も多いのでは（笑）しかし…！せっかくの「安西リカ先生のオメガバース設定作品」ならば、あと一息「切なさ」がある作品も読んでみたいです！（系統で言うと、銀川ケイ先生の「それでも僕はβの君を愛す」系の痛みを伴う切なさ……この作品の主人公の決断には涙しました…）安西先生の描く、切ない系の作品が大好きなので。今回の様なほのぼのももちろん好きです。が、ぜひ今度、安西先生描く心をざわめかせる、胸の痛くなる様なオメガバース作品も読んでみたいです。

オメガバースという特殊な設定の中で、丁寧に紡がれる恋人たちと日常のお話。読み終えるとじんわり優しい気持ちになれる。登場人物全てが愛しく思えます。

市川先生のイラストも相まって、同級生の恋にちょっと萌えてしまいました・・・・タイトル通りの普通の恋だったと思います。設定はちょっとパラレルですが。

安斎先生のお話は、「好きで、好きで」が最初に読んだ作品です。大好きな作家さんの1人です。配信されたら迷わず購入ですね。今回のお話は、バース系でも珍しい、ベータとオメガのカップル。攻めの内に秘めた情熱が爆発する瞬間は、よかったですね。あー、愛されてんじゃんって。アルファにも、幸せがそこまで来てるみたいだし。めでたしめでたし。でもやっぱり、アルファ&オメガの組み合わせの方が好きなので、今回は星四つで。

大好きな作者様のストーリーなので、安心して読めました。ベータと特殊バースのＣＰは案外新鮮で、でもしっくりきて良かったです。

オメガとベータの恋人同士の間に、アルファが入りこんできて、オメガをさらっていく話かと思って読んでたら、オメガは長年のベータの恋人を選ぶ話でした。少し物足りなかったです。

本来ならなベータではなく即アルファかなとも思うのですが運命のつがいじゃなかったのが救い。

これはちょっと複雑すぎるな。自分だったらどうするだろう。

うーん、盛り上がりが微妙ですが面白かったです。さすがです、平穏な雰囲気で安心できました！