レビュー一覧

孤児の女の子が底辺からの仕上がっていく物語――は世にたくさんあれど、ロザリアは自分の進みたい道を他者を殺すことで突き進んでいく。そんな女の子が女性の頂点、王妃を目指したらどうなるか。もうお分かりですよね。血に塗れ、死体に塗れた道行になるのは確定。ロザリアが簡単に、考えなしに殺していくので、ハラハラします。もうちょっと慎重になって！

スリを働いて日々の飢えをしのいでいた孤児が、時を巻き戻す魔女との出会いにより成り上がっていく物語。目的のためなら善人悪人関係なく殺すし、ややワンマンなところも見受けられる悪女ですが、魔女のことを利用するための道具ではなくちゃんと大切にしていたり、優しい養母を好きだったりするところが憎めない。作者さんが主人公を化け物として描いているのも好印象。へんに偽善者ぶることもなく、主人公はとにかくブレません。考魔会という魔女を悪用されないように活動する保護団体も出てきて、主人公に待ち受けるのは破滅か。それとも犠牲の山の上で笑う快哉の叫びか。さいごまで見届けたいです。

よくある転生ものの悪役令嬢ものではなく本当に悪役令嬢というのがぴったりだと思うたしかに幼少からの経験に基づく幸せの在りかたがあれでは、こんな人生になるのも仕方ない仕方がないけど可哀想な人生だたぶん読者の大半がこの主人公がどんな末路を辿るのかに興味があって、決してハッピーエンドは望まれないだろう無料サンプル分だけでも判断できるはずなので活用してください

絵が可愛いし、転生でもなく突き抜けた性格の生粋悪ヒロイン。デスノートに読んでいる時の気分が似ている。Lより月が好きな人には好んで楽しめるかも。おすすめ。ヒロインは紛れもなく悪なので、今後は月のように主人公にとってバッドエンドに進んでいくことが濃厚と思われるが…なんとかダークヒロイン勝ちエンドにならないものか。続刊および完結までまた気長に追っていきます。

本物の悪役令嬢か、本当にサスペンスな感じがするな