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読んでいて、とても良く分かりました。私は著者さんほど酷くはないものの、子供の頃の母は虐待をしていたと思います。もう50年近くも前の話です。私の場合は門限が四時半で、遅れると家の鍵が閉まっており、閉め出され、父の帰る七時半まで外で泣きなから謝りながら待ちました。そんなことが毎週しょっちゅうでしたから、守れない私もバカだけれど、一緒に遊んでいた子で四時半に帰る子なんて誰もいなくて、子供心に帰りにくかったのもありました。著者さんの、土下座させられ続け無視され続け、しかもそれを忘れられていたくだりと似ていると思います。いつかこの頃の話を母にしたら泣かれてしまい(「そんなこと言ったってお母さんは一生懸命だったのよ!」だそうで)、それで二度と、私が言わなくなりました(面倒くさすぎて)。引きつけを起こすように泣いていた5、6歳の弟が水風呂に浸けられていたのも見たことがあり、恐怖でした。恐怖だけど、口を出すと、こちらにとばっちりが来るので、怖くて庇えないんです。そのようにして私達兄弟3人に(姉、弟、弟ですが)兄弟愛は育ちませんでした。誰かが怒られ始めると、そそくさとその場を離れないと、火の粉が自分に来るからです。私は子供の頃から、父も祖母も母の子育てを理解したり手伝うことがなく、母ひとりが子育てストレスにキリキリしていたことを感じていました。そして、そのストレスの、サンドバッグとしての向き先が子どもたちなのもわかっていました。なので、とても醒めた目で見ていました。既に母も80歳を過ぎ、今私達はうまくやっていますが、母が変に機嫌を損ねるとドキドキしてしまう基本は変わりません。母を好きかと聞かれたら別に好きではないです。でも、太陽のような存在で、母が笑っていれば平和、機嫌が悪いとこちらもなんだか居心地が悪い感じです。きっと母が死ぬまで、この気持ちから私は自由になれないんだろうなと思います。ただ、母も祖母にまともに育てられていないので、あまり母を責めるのも可哀想かな、どこにも完璧な親子関係なんてないんじゃないかな、と思うので、それが私の折衷点です。ロクな親に育てられてないんだもの、仕方ないよね、と。長文失礼しました。
それが「当たり前」で育つと、虐待を受けていたとは思いませんよね。 私も父からよくビンタされていましたが、「お前が大切だ」「お前の為だ」と言われていたので、厳しいけれど愛されているし良い父だと思っていました。体が吹き飛ぶくらいに叩かれる理由が幼稚園の友達をちょっと悪く言っただけ。だったりしても。 作者さんが家を出る決心をした時や、親友が家に戻った時にはホッとしました。他にも色々と、共感したり心配したりしながら読みました。家に不満や不安がある人にも、そうでない人にもオススメします。
辛かった経験を辿って描くというのは大変な作業ですね。でも描くことで客観視できて共依存から少し解放されてきたようにみうけられ、ほっとしました。作者さんは、ちゃんとお仕事もできて、「普通」の価値観もわかってきて、まあ、それでもしんどい日々があるのは、仕方ないですよね。でも、物語的起承転結にならなくても、綺麗にまとまらなくても、ダメな家族とずるずるで断ち切れなくても、自罰的にならずに、気楽に暮らしていけるようになるといいですね。
自分も蹴り飛ばされたり、土下座させられたりしていたのを思い出しました。あれは虐待だったんだ。色んな人の気付きになる重要な漫画だなと感じました。
興味深く、引き込まれるように全部、拝読しました!私自身、長女で弟がいて母子家庭で・・というところが似ています。幸い、筆者の方が経験するような大変なトラウマはないものの、共感することがたくさんありました。人より被害妄想が強いと思い、日々、気を付けています。たとえば、みんなだけで盛り上がっている、仲間外れにされている?という疎外感、一方でひとりの時間が大事。自分が我慢すればとか、自分ががんばらなければと思ってしまう点。(⇒おかしいと指摘されたこともある)自分は学生時代からずっとバイト等、働いてきたけど、かわいがられていた弟は、大学時代、全くバイトをしたことがない・・そのことで喧嘩もしました等々、似通った点がありました。私は現在、50代半ばです。母は数年前に亡くなりました。育ててくれたことには感謝していますが、悲しさは全くなかったです。せん子さんがご自身のことを漫画にしてくれたおかげで、自分だけじゃないと思えたからか、すっきりとしました。ご自身を客観的に描かれていて、補足説明的なことがわかりやすかったです!読みやすかったし、わかりやすかったです。同じような育ちの方には強く共感される作品だと思いました。
自分の状態が良くない時に読んだら引っ張られる可能性があるので注意!こういったエッセイ漫画にありがちですが、作者の行動や思考に共感出来る人、出来ない人分かれる内容だと思いました。
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読んでいて、とても良く分かりました。私は著者さんほど酷くはないものの、子供の頃の母は虐待をしていたと思います。もう50年近くも前の話です。私の場合は門限が四時半で、遅れると家の鍵が閉まっており、閉め出され、父の帰る七時半まで外で泣きなから謝りながら待ちました。そんなことが毎週しょっちゅうでしたから、守れない私もバカだけれど、一緒に遊んでいた子で四時半に帰る子なんて誰もいなくて、子供心に帰りにくかったのもありました。著者さんの、土下座させられ続け無視され続け、しかもそれを忘れられていたくだりと似ていると思います。いつかこの頃の話を母にしたら泣かれてしまい(「そんなこと言ったってお母さんは一生懸命だったのよ!」だそうで)、それで二度と、私が言わなくなりました(面倒くさすぎて)。引きつけを起こすように泣いていた5、6歳の弟が水風呂に浸けられていたのも見たことがあり、恐怖でした。恐怖だけど、口を出すと、こちらにとばっちりが来るので、怖くて庇えないんです。そのようにして私達兄弟3人に(姉、弟、弟ですが)兄弟愛は育ちませんでした。誰かが怒られ始めると、そそくさとその場を離れないと、火の粉が自分に来るからです。私は子供の頃から、父も祖母も母の子育てを理解したり手伝うことがなく、母ひとりが子育てストレスにキリキリしていたことを感じていました。そして、そのストレスの、サンドバッグとしての向き先が子どもたちなのもわかっていました。なので、とても醒めた目で見ていました。既に母も80歳を過ぎ、今私達はうまくやっていますが、母が変に機嫌を損ねるとドキドキしてしまう基本は変わりません。母を好きかと聞かれたら別に好きではないです。でも、太陽のような存在で、母が笑っていれば平和、機嫌が悪いとこちらもなんだか居心地が悪い感じです。きっと母が死ぬまで、この気持ちから私は自由になれないんだろうなと思います。ただ、母も祖母にまともに育てられていないので、あまり母を責めるのも可哀想かな、どこにも完璧な親子関係なんてないんじゃないかな、と思うので、それが私の折衷点です。ロクな親に育てられてないんだもの、仕方ないよね、と。長文失礼しました。