レビュー一覧

身体と心の性別が違う事のしんどさがリアルに描かれていました。

男か女かなんて気にせず生きていた子ども時代から、きっちり男女の線が引かれる思春期に入り、戸惑う。この経験を持つ人は多いと思う。ただ作者はそこから、女性扱いがいやで男性らしく振る舞ったり…でも気になるのは男性だったり…自分の性について苦しみ抜く姿が描かれています。ハラハラするようなこともしばしば。絵は可愛くてちょっと「あさりちゃん」みたい。とにかく作者には幸せになってほしい。

誰かの絵を思い出すなあと思ったら、みなもと太郎さんに似てるんだ。性同一性障害について疑問も持っていたのですが、こんなに苦しみもがく人もいるのだなと驚かされました。

性について、いろいろとかんがえさせられました。

作者さんの大切な人生のお話を読ませてもらいました。最後の2ページが特に好きです。ワビせんさんとねぎおさんの穏やかな日々を祈っています。次の作品も楽しみにしています。

絵がライトなタッチなので話が重くないが考えさせられる