レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
共依存の暗さや危うさを孕みつつも、前向きな話でした。さよの揺るぎない強さが、たかきを、2人の愛情を正しく導いたのだな。読み終えた後は爽やかで、余韻で涙ぐみそう。大人が子どもにしでかした罪が大小出てきますが、そのどれも2人はさほど大きな傷も負わず乗り越えていて、当事者はそうなんだよなとふと思った。それよりも自分の執着とか想いの解明とかで、それどころじゃないんだ、必死なんだよ。。。作者さんが長年描き続けて、ここまでのものを勢いでなくじっくりと完成させたことに脱帽です。また別の作品も読みたいと思いました。
独特な世界観が気になり読んでみましたが、思いがけない方向に話は進んだ気がします。幼なじみ、無表情合法ショタ受け、世話焼き攻め等わかりやすい要素もあるものの、それだけではなく複雑です。正直これでいいのかなと思うところもありましたが、お互いの噛み合わない部分とそれを乗り越えるというより踏み越える感じがこの二人には合ってるようで私は楽しめました。
他のサイトや同人誌でも拝見しています。同人誌の1~3と目に星、割れた卵は孵らない、が収録されていて被っているお話が殆どですが、全て同じ訳ではなく、加筆修正されている部分もありました。遊び人で非処女の攻めは、本編でも女性や他の男性に対して受けとして間接的、直接的に描かれている場面があります。受けは、おそらくナルコレプシーで、性にあまり興味のない身体が小さめの子。攻めは、受けに対して執着心があるけど、ヘタレ故に遊び人のようになってしまったのかな…。この体格差やストーリーの雰囲気、共依存では無いけれど互いを一番に思っているような部分がとても大好きです。攻めの行動を否定しないけれど、攻めに違う匂いが纏わりついていて嫌な気持ちになる受けの描写がなんとも言えなくて好きです…。チ点日子さんの描かれるこの二人が不器用ながらもどうにか前に進もうとして、それが本当に可愛くて大好きなので、迷わず買いました。もちろん描き下ろしは初めて読むもので、やっぱり買って良かったなって思ってます。あと表紙の淡いデザインの感じが好きでした。
関係性に名前をつけなくても良い。恋人とか家族とか、名前をつけなくても一緒に居る意味がある。今後どうなるかなんてわからないけど、一緒にいてほしい…4人に幸あれ。テクニシャンって羨ましいな!!!悪夢が減るのが約束されていて良い読了
ともすれば重く暗くなってしまいそうな生い立ちのふたりが、たんたんと描かれていて、かと言ってドライすぎもせず、キュンなシーン満載でした…ありがちな幼馴染みものでなく、余韻が気持ちいいです。ずっと変わらないだろうと思っていたさよが少しづつ変わってくのが嬉しくて。執着を隠してる孝己がもっともっと貪欲になっちゃえばいいのに!サブキャラも良くて、いつかスピンオフを読んでみたいなーなんて。ずっと追いかけてきた大好きな作品なので単行本化は本当に嬉しいです!
一言で言うと同人誌っぽい(端書に実際に同人誌の作品って書いてましたけど)。狙いはわかるし内容的に嫌いじゃないけど、絵を含め、話やコマ運びが拙いのでちょっと読みにくい。なので、根気のある人、同人誌や小説読みなれてて行間よめる人でないと、最後までたどり着けないかも。作者さん、若い人なのかな?今後に期待です。
独特。好き嫌いがハッキリ出そう。うっかり買ったら大火傷。気になってた作品だから試し読みあって良かった。メインの二人共、過酷な人生。支え合ってる共依存。その日常を淡々とじっくりと積み重ねる様子を描いている。感情を気づくまで。感情を気づかせるまで。衝動に任せるのではなく思考する。人間は考える葦だから。全編通して頭の中に浮かんだ言葉。嫌いじゃないし解る気もする。だけど、今の私には響かなかった。悪しからず。
再レビュ。クリアな頭で再読したら、これは☆5だ!と思い改めました(反省)。心と時間に余裕のある時に…とはよく言った自分。「俺は幼馴染を抱卵している」が醸す空気は期待を裏切らず、一方的と見せてその実「抱卵」し合うふたりの関係性を独特の世界観で魅せてくれます。まさに「シュレディンガーの猫」。台詞としては「開けてみなければ分からない」程度の意味だけど、実際はもっと真意に近く物語の構造そのものに思えてきて…「目に星」以降の内容の詰まり具合。設定の冴えも然ることながら、思考を途中で投げなかった作者さんスゴいなぁ。孵化するだけが道じゃない。ふたりの道を是非、心と時間に余裕がある時に。
もっとほんわかした話かと思ったのに、結構ヘヴィーな内容でした。気持ちの伴わないセックスが私には理解できないので再読はしないと思います。
絵は未熟な感じがしますが、ストーリーや設定の危なっかしい感じが伝わってきて、何だか不安定なので見入ってしまいました。サブカル的な作家さんですね。
レビューを表示する
共依存の暗さや危うさを孕みつつも、前向きな話でした。さよの揺るぎない強さが、たかきを、2人の愛情を正しく導いたのだな。読み終えた後は爽やかで、余韻で涙ぐみそう。大人が子どもにしでかした罪が大小出てきますが、そのどれも2人はさほど大きな傷も負わず乗り越えていて、当事者はそうなんだよなとふと思った。それよりも自分の執着とか想いの解明とかで、それどころじゃないんだ、必死なんだよ。。。作者さんが長年描き続けて、ここまでのものを勢いでなくじっくりと完成させたことに脱帽です。また別の作品も読みたいと思いました。