レビュー一覧

待ってた！一日千秋の如く待ってました！優しいだけの仕組みじゃない、この世界観が、表現力がたまらなく好きです。本当にＢＬじゃなくていいから、もっと沢山読みたい。いもあんさんの世界観をもっと見たい。ああ、次が待ち遠しい。

作家さん買いしている一人ですが、これもまた面白かったです。子守の木の世界のお話のシリーズですね。でも他の方も書いていますが、ＢＬで面白いという作品と別に無理をしてＢＬにしなくても…という作品が混じっている気がします。世界観がとても素敵なのでＢＬじゃなくても読む人は多いのでは？もちろんＢＬですごくはまっている作品もあるのですが、ＢＬというだけで読まない人もいるのでもったいないなーと思ったりもします。みんなに知ってもらいたい！と思う作家さんです。

前作があまりにもよかったのでかえってがっかりするかなと思いましたが、余計な心配でした。この世界の空気感がたまりません。親鳥とヒナ鳥の出会いと暮らし、閉ざされた世界からヒナを巣立ちさせようとする親鳥の気持ちもすごく共感できました。「雨降らしの森」とか、前作の鳥と獣カップルの後日談も読ませてほしい！!

木守りの鳥が子守りをする話。義父と養子で、子供がお父さんを激LOVE。かなり強引に迫ります。「血がつながってなくても親子でしょ！」と言う方にはおすすめできません。擬人化してますが、鳥なので成長が早いです。文鳥とセキセイインコを飼ったことがありますが、鏡に映った自分に求愛ダンスを踊ったり、ぬいぐるみに恋をしたりと大真面目におかしなことをします。だから種類の違う鳥のオス同士が恋をしても不思議でも何でもありません。できれば中ビナくらいのときのいちゃいちゃぶりを描いて欲しかったな、と思います。

初めていもあんさんの作品を読みました。なんとなく絵が好みじゃないのと、BLにファンタジーって……というのがあったもので……。でもでも、読んでみて今まで手を出さなかったことを後悔しています。とにかくセリフが好きすぎます。言葉の選び方がきれいでどっぷりはまってしまいました。

前半はBLというより哲学書みたいな不思議な世界観です。絵も決してきれいとはいえないのですが、いい味出してます。ベタ甘のラブラブを期待している人には向かないかもしれませんが、ハッピーエンディングですし読後感はすごく爽やかです。無期限にするかは考え中ですが、48時間4チケでも失敗したとは思いませんでした。

いもあんさんの織り成す世界観が好みなので作者買いです！他作品「鳥を愛した獣」の世界その後、“守り木”を引き継いだお話です。“守り木”を舞台とした色んな続編が読みたい〜〜！

ずっと気になっていた作品の１つではあったのですが、初め絵が余り好みではなくて、どうしようか迷ってましたが、今回思いきって借りてみて正解だったと感じました！他の方も書いてましたが、この作者さんの世界観が素晴らしくて、他の作品も借りてみたいと思いました！はまりそうな感じです！

　独自の世界観、好きな作家様です。でも、この作品はファンタジーとしてもBLとしても中途半端に感じました。他の動物の「子守り」をしながらひな鳥を成鳥に育てあげ、巣立ち（別れ）を促し、巣立って外の世界を知った息子が親鳥を迎えに来る・・ファンタジーとしては現実と交差するところが多くていまひとつでしたし、子が親に親子の情愛を超える感情を持つに至る心理描写が描ききれていないので、かえって無理矢理BLにしない方がストーリーに深みが増したのではないかと思いました。この作家様の「雨降らしの森」のような読後の感動もなく、少々残念でした。

いもあんさんのお話はどれも心にぐっと来ます・・・！チケットが高いかな？と若干思いますがそれを補うほど何度も読み直してしまいます。じわじわきます！草木シリーズもお勧め！