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ものすごく良かった。シュールなギャグ漫画かと思って読んでみたら全然違って、語彙力のない自分を恨めしく思うほど引き込まれるいい作品でした。いい意味で裏切られました。
「ある日、お義父さんがネコになった」からはじまるシュールなコメディかと思えば、自分の本質について問いかけるコメディでした。たかしくんが本当に深刻に悩んでいる様子が側からみると面白かったり。チャップリンが、「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」と言ってましたが、本当にそうだなぁとこの漫画を見て感じました。喜劇と悲劇のバランスが絶妙で、あきらかにシュールな状況なのに、誰もが共感できる「アイデンティティ」への葛藤が根底にあるので、言葉がグサグサ刺さります。私自身、かつて「変わってるね」恐怖症だったこともあり、5話の「自分で自分を殺して、それを大人は成長といった」というモノローグには泣きました。ネズミに戻って人間社会から逃走たたかしくんは、この後いったいどうなるんだろう。たかしくんにもお義父さんにも、自由で生きやすい世界になっていると嬉しいです。
ギャグ漫画かと思ったら、深い話でした。猫とネズミの絵がシンプルだけど感情がよく伝わりかわいいけどせつなくなりました。続きの気になる終わり方でしたが、良い作品でした。
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ものすごく良かった。シュールなギャグ漫画かと思って読んでみたら全然違って、語彙力のない自分を恨めしく思うほど引き込まれるいい作品でした。いい意味で裏切られました。