レビュー一覧

読みながら第一の感想がヒーローと関わる女性は死ぬのね、でした。ヒロインはとても理知的で双子の妹と真逆で感情よりも理性で動く女性でどちらかと言うと亡くなったヒーローの奥さんに近いと思いました。ヒーローを中心に娘さんと家政婦さん含め5人の女性で動くストーリーでそれぞれの個性が違って面白いです。とにかく可愛いお嬢さんが1番魅力的でした。いろんな後押しでヒロインが選択した人生が素敵に輝いて終わったのが良かったです。今回発売の3作品、どれも良かったです。

全体的にしんねりとした話だったけど、絵が綺麗で、ヒーローヒロインの感情が表情でグッと伝わってくるし読みやすかった。でもこの作者さん、幼児を描くのが苦手なのかな？子どもが可愛いけど、彼女だけ終始デフォルメしたギャグ絵になってて浮いてたのが気になった。あれじゃひと目見て親子だと確信する程ヒーローと似てるのか分からないしそこが残念だった。

HQでは良くある事みたいですが、自分の姉妹などの恋人や配偶者と肉体関係を持つのってちょっと無理です。

大切な人を亡くしたヒーローとヒロインが結ばれます、喪失と再生が静かに描かれていく物語。母を亡くした娘の明るさと、息子を亡くした家政婦の強さが作品に深みをもたせています。9年後の幸せが嬉しかった、素敵な作品でした。

原作の邦題は「待ちわびるひと」。以前は体の線が時々おかしかったけど、デジ絵特有の線とはいえとても綺麗な絵でヒーローヒロイン共に美しかった。ただ、娘のお顔がなんか可愛くない。姉妹で同じ男性を愛するお話は好みじゃないのと、ヒーローがうじうじしてて暗くて、ドキドキ感は薄かった。

TOさんが指摘されているように、原作小説版の邦題は『待ちわびるひと』です。話の方ですが、終盤近くまではそれほど原作と違いはありませんでしたが、終盤に、原作では後半の一エピソードだったクリスティーちゃんの事故の話を広げて、ヤマ場にしてあります。ちょっとやり過ぎな感もありますが、おかげで原作以上にドラマティックにはなっています。それから、コミック版は主人公たちのウジウジぶりが原作よりは若干控え目に描かれているのは良かったです。原作は読んでいて主人公たちにイラッとくる場面がいくらかあったのですが、コミック版はそれほどでもなかったです。あと、コミック版を読んで改めて思ったのですが、この作品、家政婦のキキの存在が大きいですね。役回りとしては主人公たちをくっ付けるための世話焼き係なんですが、主人公たち同様身内を亡くした過去がありながら、そこから立ち直り、現在は奔放に生きている彼女だからこその説得力がありました。

他の方も書いてるが、ヒーロー&ヒロイン共に綺麗で美しいのに、娘がなぜかブ◯イのか？成長したら可愛いくなっていたから良かったです。末永くお幸せに…。

作家さん買いです。絵がキレイなのはいつものことですが、娘ちゃんがかわいい。もうそれだけでレンタルした甲斐があった。大人はみんなそれぞれ苦しみや痛みを抱えているけど、自分が幸せになることを諦めちゃいけないなと、およそHQの読後とは思えない感想が浮かびました。

美しい絵に惹かれて読んでみました。お互いに惹かれながらそれに気付こうとしないふたり、HQらしい紆余曲折ありのハッピーエンドストーリーにいつの間にか引き込まれてしまっていました。きれいな絵で楽しく読めたのですが、女の子のどこが彼に似ているのか、一目見て我が子と確信できる要素が最後までさっぱり分からなくてずっと引っかかりながらだったのが残念でした。

身内と関係のあった男性とというのは好きではないのですが、今回はヒーロー本人が求めたのではなくヒロイン妹が犯罪（準強制性交等罪）まがいの事をしたので受け入れやすかったです。絵がきれいでお話も面白かったですがヒーローがふがいないです。亡き妻を忘れられない事を全面に押し出しておきながらヒロインに思わせぶりな態度をとり、関係を持った翌朝にヒロインから拒絶されても必死に自分の気持ちを説明する必要があったはず。最後は突き放しておきながら戻ってきてというのは男らしくないです。