レビュー一覧

久しぶりに読んだらなんか絵柄変わったような？浦沢直樹さんのようなタッチになってる気がします。短編でもタイトル作品は思ったより長くきちんと描かれていて面白いです。テーマは「過去からの復讐」。不条理なもの多めです。エキドナの方はもう少し細かく長く読みたかったな。

一話ごとにきちんと話が練られていて、とてもおもしろかった。不条理ゆえの面白さ、不気味さ。似通ったようなオムニバスを見ることもあるけれど、１つ１つ読後感が違っていてそういう意味でも面白かった。

すっごく怖くていいです。一体誰がなんのために?

さすがの面白さでした。不条理な話だからこその恐怖が平々凡々に生活している者を痛めつける感じでです。小池ノクトワールドが堪能できます。

第一話、単なるスプラッターホラーで終わらず、ラスト切なさがあったのが良かったです。表題作は夜中に一人で読んでいると怖くてゾクゾクしました。

淡々と描かれる暴力描写が、より恐ろしいものを感じます。只、最後にある事に気付いたヒロインの決断が物悲しい。

小池ノクト先生のファンなら、読んで損は無いかな。いつものノクト節が発揮されてて、読み応えありました。

最初のストーリーは長くて良かったんですが、2話目から短くなって少しガッカリです。

短編だからまぁこんなものかなと。個人的には一話と四話が面白かった。二話は後味が悪いかな。48時間レンタルが丁度いいです。

ホラー漫画という部類なのか？よく分からん作りの甘い４作の短編集。作者の小池ノクトの特徴なのか、ストーリーに深さが無く作りが甘い。短編だからというのも有るが、主人公も敵対する存在のキャラもどういう人間でどういうバックボーンなのか分からないから感情移入も出来ないし、怖くも何とも思わないというホラー作品としては致命的に欠点を持ってしまっている。短編だから、そういうモノという事もあるが、この小池ノクトは長編でも全く同じ、感情移入が出来ない主人公に荒唐無稽な出来事が次々に起こる～という作風なので、短編でも長編でも読後の中途半端感やこれじゃない感は何も変わらない。