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レビュー一覧

死化粧師

5点 4.4 145件
  • 4点 5
    58
  • 4点 4
    17
  • 4点 3
    16
  • 4点 2
    2
  • 4点 1
    1
  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2012-12-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    作品自体は本屋で平積みされているのを良く見たのでしっていました。(といっても10年近く前になるでしょうか?)絵柄からおそらくゴスロリとか出てくるぶっとんだ暗い話なんだろうなあと食わず嫌いをしていました。…間違ってました。読んで良かったです。エンバーマーにまつわる一話完結のお話です。一話の練度が高いとは言えませんが、過度に暗くなることもなく、登場人物が全員「病みすぎ」というようなわけでもなくさらっと読めます。このお話の一番のおすすめは主人公心十郎とアズキの恋の行方。これはもう胸がキュンキュン締め付けられる。誰彼構わず手を出すくせに、本当に惹かれているアズキには素直になれず、素直になる気もない主人公。本当は片づけ魔なのに、わざと部屋をちらかしてアズキが片づけに来てくれるのを待つ…という底なしの不器用さって…お前ら本当にどうやってくっつくんだ、早くくっついてくれ!!…と思うこと間違いなしです。少しでも彼らの恋が発展して欲しいがために読み進めてしまうことでしょう。ぜひご一読を。

  • 2015-06-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    テーマは悪くないんですが…掘り下げが足りないというか、描かれたのが10年以上前と、映画おくりびとが作られる前で、情報も少なかったのでしょう。エンバーミングに関してはちょっと現実とは相違があります。日本においてのエンバーミングとは体液交換等の防腐処置のみであり、ここには殆ど描かれていないようなキツイ環境下での仕事です。景観的な処置、身支度、死化粧など生前の姿に修復して旅立たせるのはおくりびとで名が知られることとなった納棺師の仕事です。(無論そちらもキツイ仕事です)エンバーミングは高額な費用もかかります。海外へ遺体を運搬しなくてはならない、指定感染症に罹患して亡くなった、等特殊な事情がある場合のみ。一般的な人の死においてされることはまずありません。エンバーミングだけでは食べていけるほど施工もないので納棺師が兼任していたりはしますが。これを読んだ人が私も将来エンバーマーになりたい!となったら困ってしまうでしょう。

  • 2014-07-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    新しい世界を見せてくれた作品でとても興味深く、考えさせられる題材でした。ただ、作品とは関係なく、最終巻だけ無期限で金額が高いのが珠にキズです。販売側の悪意を感じました。なので星を減らしました。

  • 2013-07-25
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    死化粧は死者のためであると同時に、別れを告げる生者のためでもある。そのテーマがストン、と胸に落ちてくる。主人公が非常に魅力的なのも、(容姿だけでなくまさに、十の心を持っている)ストーリーに引き込まれたひとつ。女医のエピソードが一番好きだった。死は悲しいけれど、避けられず、暗いだけのものでもない。重いテーマを、押しつげかましくなく読めました。心に残ります。

  • 2015-03-03
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ぼろぼろに泣きました。絵は好き嫌いあるかもしれないけど、ただのお涙ちょうだいな漫画とは違います。とても、感慨深いものが多くありました。

  • 2014-01-20
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    エンバーミングの技術の描写などはありません。人が亡くなる(酷い怪我や痩せ衰えた姿)→気持ちをくみ取って綺麗にする(どのようにするかの描写はない)→遺族&たぶん本人もハッピー、みたいな展開。話は面白かったけど、医療漫画のようにもう少しエンバーミングのテクニックやスキルに関しての薀蓄があるのかなあと思って読んだので、期待外れでした。1巻だけを読んだので、二巻からは出てくるのかもしれませんが。絵は綺麗ですが個性が強くて好き嫌いがあるかもしれません。

  • 2018-09-02
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    私事ですが。ここ数年、今までにないペースで色々な方の葬儀に今までにない近しい距離で参列してきた様に思います。その中で、あるお婆ちゃまの湯灌と死化粧に立ち合う機会がありました。この場で細かく書くことでも無いので内容は割愛しますが、とても意義深く尊い仕事だと思い感服しました。その記憶が強烈だった為かこの作品はずっと気になって、リストに入れていました。しかしながら現実での葬儀や故人の思い出やご家族とのやり取りの中で過ごすうちに正直気が塞いでしまい、なかなか読むことが出来ずに長く放置する事とはなったのですが。ようやく読むことができたこの物語は、想像以上に「良かった」と言い切れます。絵柄がストーリー展開が、という次元の話ではなく、作者様はよくぞこのテーマを取り上げて下さった!と拍手したいです。(もちろん絵柄は美しくお話も読み応えアリですよ)構成は基本、単話完結のオムニバス形式で1話毎違った人間関係が描かれます。主題であるであろう死と人の尊厳、残された人達の心のケア。遺体に手を加えることの正否。簡単に答えを出す事のできない問いが驚くほど鋭く繰り出されます。三原先生の一種耽美な美しい絵柄で描かれることで、死や遺体の生々しさを回避して自分自身現実に出会い得る様々な死とその先の問題点を冷静に見る事が出来る、少なくとも今の私にとって近来稀な佳作だと思いました。今現在若い方も、もっと大人な方も、この先「死」に関わる機会は必ず増えるでしょう。だから少しでもこの作品が気になると思った方には読んで欲しい作品です。読む意味がある。意義深いと言う意味で、私がレビューした作の中で初めて星5つです。万一お好みに合わなくても主人公の美麗なセミヌードや綺麗なお姉さんが盛り沢山なのでご安心を!!(笑)コレってネタバレなのかしら?

  • 2018-08-25
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    以前6フィートアンダーという海外ドラマを見ていたのでエンバーマーには興味がありました。火葬をする日本にも広がって欲しい、闘病の末亡くなった友人のやつれた顔を思い出すたびに強く思います。

  • 2017-07-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    始めの方の巻は、それぞれの人の死を通しての物語が多く、短編のような形で読みやすかったです。それぞれの物語がとても深く繊細なお話が多くて感動しました。だんだん後の方の巻になると、主人公の人間性などを中心とした物語になっていきます。最終的には恋愛話かーっていう感じで、個人的には始めの巻の方で描かれていたそれぞれの人の死の物語についての方がとても好きでした。そこの物語もっと見たかったですが、個人的には大好きな本でした。見る価値ありです!

  • 2015-03-16
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    人の生き死にの話だから暗め?と思ったけどそんなことはなく、恋の話、過去の話、エンバーマーの話…とても面白かったです。あとこの本を読んでエンバーミングというのを初めて知りました。絵は特徴ありますが、この話に合った絵なのかとも思えます。嫌いじゃないです。