レビュー一覧

リアルタイムで読んでたので夏クしくて手に取った。さすがに絵やポージングなど、古くて今見ると恥ずかしくなるほど陳腐に見えてしまうこともあるけれど、内容は少しも古くない、普遍的なことを教えてくれる。もちろんいかにも少女漫画的オチはあるけれど、人の心の機微を丁寧に描いていて胸が熱くなる。最近のマンガはわかりやすい面白さ優先でこういう地味で深い味わいのって少ないなー。

子供の頃大好きだったベルばらを思い出させる表紙に惹かれてレンタルしました。思春期の少女たちの、淡く激しい初恋、憧れ、劣等感、悩み…抒情たっぷりのモノローグがいたるところに散りばめられ、the 昭和の少女漫画。登場人物たちの台詞はびっくりするほど古臭く、言葉って数十年でこんなに変化するんだなぁと、変なところで感心しました。キャラ設定も、皆あまりに純粋かつ情熱的すぎて現代とは価値観の違いがすごすぎる。無理矢理のキスは、強姦レベルの扱い、過去に恋人がいたと告白すれば、浮気して外に子供が出来たレベルの拒絶…。うーん、これってギャグ？と突っ込みたくなる箇所や感情移入しようにも出来ない場面も多々ありますが、まぁそれはそれ、古き良き時代の雰囲気を楽しめました。でも4チケはちょっと高いかなぁ。。。

少女から大人になっていく思春期の心の動きをよく、表現している珠玉の小品集だと思います。自分の青春時代を思いだし、少し切なくなるような気持ちになります。ベルサイユのバラ等、著名な作品の前のものですが、はやりとても力があるなと感じます。

「一途な初恋」がテーマの短篇集のようです。『ベルばら』の「王妃の首飾り」事件の前後って、ロザリーがオスカルに淡い恋心を抱く……っていう部分がちょいちょいありました。短編「ゆれる早春」はそんな感じで、ボーイッシュで後輩女子に人気のあるバレー部の「まこと」（池田作品のボーイッシュな子はバレー部員率が高いですね）が、男子にモテモテで先輩女子の嫌われ者の女の子に慕われて……というものです。基本的には恋愛対象は異性の二人、「クローディーヌ」のような悲劇にはなりません。懐かしい昭和の乙女心の世界へようこそ……☆

ベルサイユのばらや、オルフェウスの窓で池田理代子のファンになった方には期待はずれな作品だと思います．どのストーリーもつまらないし、古臭くってがっかりでした。（昭和の作品だから仕方ないかも？）　絵はまあ綺麗なので２つ星。

懐かしいです。10代の頃にベルばら、桜京と私にとって大事な作品でした。特に白いエグモントは好きな物語です。美しく聡明な同性に恋に似た憧れをもち、いつか本当の恋をすると言う。読んでて今でも胸アツです。絵は古めかしくなってしまいましたが、内容は、今でも通じる少女の淡い初恋で、作品の中のラストに、お店の公衆赤電話で、ずーと忘れられない人に電話をかけるところが一番すきな場面です。遠い昔、オスカルに、桜京に憧れてた自分を思いだしました。今の時代だからこそ、電子書籍で、また、読むことができて嬉しくて感無量でした。

ベルばら当時の池田理代子先生の作品です。登場人物がみんな個性的でのめり込んで読めます。散見されるポエムがとても素敵です。いつまでも心に残るフレーズでした。

やはり古いのでコマ割りを読むのが大変ですが楽しかったです。

ストーリーや絵柄はひと昔前という感じですが、絵が綺麗です。1番最初の話が良かったです

ずっと昔に読んだ「白いエグモント」を読みたくて購入しました。志村くんがフェルゼンに似てる(笑)。素敵な志村くんの好きな人って、主人公のみっちだったんだね。読んで良かった！