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二人は、幼い時からの知り合いで和華の純粋に光圀を慕う気持ちがいいです。光圀も償いの気持ちから彼女を娶った様に思いましたけど…特別な女性だったんですね。息子君が育ちの良さが滲み出ていて存在感半端無い。可愛い過ぎ!!欲を言えば夫婦間の溺愛感がもっと有ったら良かったかな?少し残念でした。

和華の純粋で清らかな心が、光圀の懺悔の気持ちを溶かして幸せになる様子に心が温かくなりました。

不器用な2人に加えて、２人によい感情を持たない人物の登場に、途中苛立ちも覚えましたが、最後はきちんと結ばれて良かった。

始めは罪悪感からの結婚だったヒーローも自分の気持ちを自覚してからは甘かったです。ヒロインの悪阻で自身の匂いを拒否られたヒーローが可哀想でした。

読み始めのヒーローにはちょいジレ感がありつつも引き込まれ…やっぱりヒロインには激甘な溺愛ぶりで。つわりの原因がヒーローの香りってのが切なかったけど。そのつわりの原因、息子くんの"とうたまのだでん"にはめっちゃキュンっとしたわぁ。子どもの言葉の破壊力、半端ない！好きな作家さんの新作、面白く読めました。