レビュー一覧

面白かったですが、出来上がりの２人を知っているだけに、前作より先に読みたかったです。

作者買いです。「花降る〜」から読み始め、同じ世界観の今作も購入していました。でも、レビューの低さや少し先の二人を知っているがためになかなか読めずにいたのですが…。読んだらやっぱり凄く素敵でした。余りに切羽詰まって胸がキリキリとなるような展開 が割と好きな方ですが、今作もキリキリさせられました。情景の描写がとても上手で頭の中に白い景色がうかぶようでした。地雷の方は自分は幸いにも地雷にならずに済んだので被害無くするすると読むことができました。

読む前にもう一度「花降る～」をおさらいで読み直してから、じっくり読み進めました。雪原や氷や雪の情景が頭の中に広がり、読み応えがありました。やはり美しいイラストが物語の想像力を膨らませてくれるのだと思います。

お兄ちゃんカプのお話、弟編の前2作読み直してから更に楽しく読めました。試練だらけで心休まったと思ったらまた一難、、、というか、ずっと呪いと共にあるし各国からの圧力や非難やらで安心していられない状況ばかりで気の毒になってきます。受けのロシェも全然なよっとしたところがなくて強くて逞しくです。体を手放すところは次作かな？そちらも早く読みたいです。楽しみ。

このシリーズ大好きですが、今回も良かった! とにかく二人がかっこいい。シニカルでクールでしかも熱いって、どんだけかっけ～の。ゲルダにはもっと活躍してほしかったけど、後書きが無いくらい中身が長かったので仕方がないかな。次作で期待。 このあと、また「花降る～」から読みなおして楽しみます。

「花降る王子の婚礼」が最高だったので、シリーズ作品も読みたくなりました。作者様の描く世界観・ストーリーともに最高。壮大なスケールのファンタジーだから、映像化は難しいかも。ハリウッドクラスじゃないと･･･。逆に、宝塚歌劇などで舞台化されたら抜群にハマりそう。もちろん、舞台化はBL設定そのままで（笑）絶対ヒットするよ。大魔法使い・ロシェレディアと、炎の皇帝・イスハンは、前作の印象で最初から成熟した大人カップルだと思ってました。今作では、2人が子どもだったころの出会いから、じっくり読ませてくれます。初々しい2人の会話に癒やされます。塔に幽閉された不幸な王子を救出してハッピーエンド･･･なんてことはなく、そこからの試練がまた凄いです。迷っている方にはぜひオススメしたい。

前作のシリーズという事で即買いしました。前作がゆったりと進む中、お兄ちゃんの物語イスハン編はかなり劇的です。謀叛が正義になるか否か、本当に欲しい物のために自分はどうすれば良いのか、選択に次ぐ選択。置かれた環境は二人の中を許さない。それで良いのか、それに甘んじるのか、状況が彼らに決断を迫ります。贅沢を言えば、前作に繋がるように、イスハンが呪いの矢に撃たれ、ロシェが咄嗟に凍らせて時を止める。そして長く孤独な戦いののち、身体を失い、そして弟が城に来た、って所まで書いて欲しかった。少なくとも、呪いの矢が刺さって、時を止めるまで書いて欲しかった。

本編とはひと味違う内容で、これはこれで楽しく読ませていただきました。王も王妃も魅力的でした。