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秀良子先生の作品が好きで、初期から単行本を八割方読んでます。それでこれは続編になる訳ですが、あれの続編かあ…と内心ガッカリしたのは事実です。全然知らなかったんですが、やはり失恋を描きたかったんですね秀先生。前作のレビューで私は、日高とコウに焦点を当てて、もう少し作品を短くしていれば間違いなく傑作になっていただろうと書いたのですが、ビックリするくらいそれは当てはまっていたようです。つまり失恋を描きたくてその手法として群像劇を描いたそうな。後書きによると編集サイド主導で? この続編が始まってるようなんですが、やはり本質的に蛇足感は否めません。秀先生は一流の漫画家さんなのでそれは魅せてくれますが、読み進めるほどにどの登場人物もエゴイスティックでズルい人間で、若干胃もたれがするレベルです。印象に残るようなフレーズも光景もあるのですが、日高との関係に感じた違和感を、「異性愛者だから」と片付けた当時の自分の思いは本当のものだったのか? というコウの内省は、正直なところかなり後出し的、つまり苦し紛れ感があります。現実的に、一度冷めた元恋人相手に元鞘になるって結構無理があるのです。しかも一巻の時点ではコウ側の気持ちの変化がほぼありません。昔好きな人に縋りたくなる日高の気持ちも分かりますが、あんなに綺麗な失恋をしたのだから安易にコウに縋って欲しく無かった、つまり連絡が来たところで会わないくらいして欲しかったな、等と私はややモヤモヤしてしまいました。ズルくて人間臭い話を読みたいのならうってつけですが、前作ステイゴールドの眩い輝きを(唯一)放っていた日高・コウの話が、こういう形で続いてしまうのかあと、私は何とも言えない気持ちになってしまいました。しかも続きものですし。3,4巻くらいまで続きそう。秀先生は本当にこういう続編が描きたかったのかなあ、と私はちょっと疑問に思ってしまいました。
「BL史に残る失恋」の文字に溜息……ホントこれは記憶に深く刻まれた失恋なんですけど、コウ×日高編の本作は待ちに待ったような読み進めるのが恐ろしいような。まだ続きます。呪縛が緩み少し余裕の生まれた日高はかっこいいんですね。それがまた切ない。いつもながらセリフのないところでめっちゃ読ませてくるので大変。今前作から読み返したら泣きそうです。駿人×優士にはニヤニヤしっぱなし。甘くてキュンときてホッとするんだけど深く沁みてくるのはさすが。
本編終了時から続編予告があり心待ちにしていました!日高には本当に報われて欲しい...!たぶん読者さんはほぼ全員そう思ってるでしょうが。でもすんなり報われるのではあの失恋の恨みははらせないので、コウには少し苦労して欲しい。日高っちがどれほど必要な存在なのかを痛みをもって知るべし!正直なところ本編カップルより好きです、すみません...!続きの続きをまた心待ちにしてます。
本編で日高が失恋したとき、可哀想だけど現実ってこうだよな、あんな女好きのコウが男に恋愛感情を抱くなんてリアリティないもんなぁ、とすごく腑に落ちたんです。だから「それから」が始まったとき、蛇足じゃね?と思ってしまった。吉田さんなんて当て馬を登場させて、よくある安っぽいストーリー展開で二人をくっつける気なのか、と鼻白んでしまったんです。でも2巻まで読んで、二人のその後の生活が、急ぎすぎない描写で丁寧に描かれていて、あのコウが日高に会いたくて有給休暇を取って島に行ってしまうのがとても自然なことに感じられて、それがちょうど日高が惹かれ始めていた吉田さんを諦めたタイミングと重なって、ああ、この二人うまくいくといいなといつのまにか思ってしまっている私がいて、作者の力量恐るべし。
2巻まで読みました、まだ続くんですね!やっと上手くいきそうなところで終わってしまい3巻を待たねば…ツラい!吉田さんすごく良い人なんだろうけど付き合えるか考えたときに、今後の生活とか相手がしてくれたこととか条件から好きになろうとしてるのはもう違うってことだな、と思ってしまう。こういう人に好かれるいたたまれなさとか応えないと申し訳ないみたいに思わせる人間性とか本当にリアルですね!対比で気持ちだけであんなに思い続けたコウの登場が眩しすぎる…とにかく3巻待ちます。
スピンオフ大好きなのですぐに購入して読みましたが、日高とコウの話が読めると思ったのにほとんど吉田さんがらみで、吉田さん見た目が好きではないので全然ハマらなかった…吉田さんもっとかっこよかったらワクワクして読めたかもだけど…小太り不細工がちょっとモブ感強くてその割に重要な立ち位置で読んでてキツかった サンプルじゃわかんなかった このまま終わってたら正直がっかりだったけど続巻あるみたいなので期待…でも吉田さんとくっつくなら嫌だなぁ
このシリーズ終わりかと思っていたから嬉しい。
2巻も続刊のお知らせ見て秒でポチりました。たぶん100人中99人は思ってると思うけど、吉田さんのキャラデザもうちょっとなんとかならなかったのかな…。本当に申し訳ないのだけど、どんなに人柄が良くても全然好きになれない(笑)邪魔だとすら思ってしまう。当て馬って基本邪魔だけど、吉田さんの邪魔さ加減はBLの歴史に残るレベル。吉田さんとの日高との関係をどんなに深く掘り下げても、正直私の中で全く需要がなくて、ふーーん(笑)って感じでした。吉田さんに関する日高の心の動きは読んでて楽しいのですが、吉田さんの挙動に関しては興味がなさすぎてつらかったです。2巻の終わりでやっと物語が動き出す感じがしたので、3巻が楽しみです。1巻の初めにはスピンオフ元の2人のその後もあります。こちらもすんごく良いです。
残念ながら吉田が好きではないため、ばあちゃんナイス!と思ってしまった。
名作始動!あのBL史に残る片思いが、返ってきてくれました!日高くんを取り合う?三角関係がエモいです。島から日高くんを追いかけてきた吉田くんの尽くす片思いも切なくて泣けてしまいます。吉田くんの田舎もの感がまた、いい味だしてます。日高くんもコウへの気持ちが変わらず。諦めつつも気持ちはありつつ、、。宙ぶらりんな感じが凄くリアルで読んでて心臓が苦しい作品です。
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秀良子先生の作品が好きで、初期から単行本を八割方読んでます。それでこれは続編になる訳ですが、あれの続編かあ…と内心ガッカリしたのは事実です。全然知らなかったんですが、やはり失恋を描きたかったんですね秀先生。前作のレビューで私は、日高とコウに焦点を当てて、もう少し作品を短くしていれば間違いなく傑作になっていただろうと書いたのですが、ビックリするくらいそれは当てはまっていたようです。つまり失恋を描きたくてその手法として群像劇を描いたそうな。後書きによると編集サイド主導で? この続編が始まってるようなんですが、やはり本質的に蛇足感は否めません。秀先生は一流の漫画家さんなのでそれは魅せてくれますが、読み進めるほどにどの登場人物もエゴイスティックでズルい人間で、若干胃もたれがするレベルです。印象に残るようなフレーズも光景もあるのですが、日高との関係に感じた違和感を、「異性愛者だから」と片付けた当時の自分の思いは本当のものだったのか? というコウの内省は、正直なところかなり後出し的、つまり苦し紛れ感があります。現実的に、一度冷めた元恋人相手に元鞘になるって結構無理があるのです。しかも一巻の時点ではコウ側の気持ちの変化がほぼありません。昔好きな人に縋りたくなる日高の気持ちも分かりますが、あんなに綺麗な失恋をしたのだから安易にコウに縋って欲しく無かった、つまり連絡が来たところで会わないくらいして欲しかったな、等と私はややモヤモヤしてしまいました。ズルくて人間臭い話を読みたいのならうってつけですが、前作ステイゴールドの眩い輝きを(唯一)放っていた日高・コウの話が、こういう形で続いてしまうのかあと、私は何とも言えない気持ちになってしまいました。しかも続きものですし。3,4巻くらいまで続きそう。秀先生は本当にこういう続編が描きたかったのかなあ、と私はちょっと疑問に思ってしまいました。