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『生きかえった花嫁』の関連作の一つで、オリック卿夫妻とウィリアム・ロイスが今作でも出ています。原作は『春色の花嫁』に所収されている作品ですが、電子書籍化はされていないようです。原作は未読ですが、他サイトで他の方たちのレヴューによると序盤でのヒロイン父のDVはもっと酷いようですね。ヒロイン父に制裁が何もないことへの不満の意見が結構ありましたが、このシリーズは1作目『女伯爵の名誉』から一貫して主人公たちを苦しめる悪役は作中で何の制裁も受けないので、もうそういうものだと思うしかないですね。話の方ですが、ヒーローは『生きかえった花嫁』のヒーロー、ロイスとはまた別種の人生を諦めた人です。ロイスはまだ自業自得な面もあるけど、今作ヒーローは完全に被害者ですよね。前半でのヒロインへの態度は酷いと思いましたが、コミック版はヒーローの苦しみが終盤近くまで強調されているので、少なくとも読んでいる間はヒーローに同情的になってしまいました。まあ、ヒロインが癒し役をやらされることには不満も感じましたが、全体的には良い話ではありました。このシリーズは未コミック化作品がまだ4作ありますが、個人的には若い頃のオリック卿夫妻が主人公の『王の愛人』は特に青鹿毛先生に描いてほしいです。
素晴らしい話運びと画力だと思います。主役二人の心の動きが目線や間合いだけで表現されて…周りの登場人物達も大きく二人を包み込んで良い役割を果たしてると思います。花嫁父はいただけませんが。読了後の深い感動が作者さんの作品には共通してあると思います。大好き!
医療技術が発達した現代でも危険な出産。中世ともなれば出産はそらもう命がけなので、出産の苦痛と死を恐れる奥方が夫に妾を勧めるたり、妻を産褥死させないためにと嘯いて浮気する夫もいたとかナントカ(伝聞の又聞きー)。嬰児や妊産婦の死亡率を考えながらサンプルを読んだら、「願いは理解するが……そこまで悪し様に言うか」とヒロインに対して意地悪な気分になったので回避しようかと思ったけど、ヒーローが幸せになるか気になったのでレンタル。きっちり心情の変化が書かれているので、クライマックスの行動も納得がいきます。最後コレで終わり?となったものの、意外なほどスッキリした読後感でした。レンタルで終えるのも惜しくなったのでアップグレードしました。
他の作品でもそうでしたが、静かな淡々とした描き方なのに物語の起伏がはっきりしていて、さらっと読めても、むしろ印象深く残ります。またシンプルな絵柄が中世の雰囲気とよく合って、愛らしいヒロインの魅力が際立ちますね。
とても良かったので読み終えて購入しました。ヒロインもヒーローもどちらも強い意志を持っていてそれぞれの強い価値観を持って行動していました。幸せな未来へ引き継がれて良かったです。
呪いがどう言う類いのものかハッキリしないし、結婚を嫌って逃げるって言うのも何か腑に落ちないのですが。
たった一人で重すぎる現実に向き合い、心を殺してきたヒーローが予言という藁に縋った結果、呪いが解けました。何が原因かは分かりませんが、もっと早くに予言を信じていたら…藁を掴んだヒーローの英断でしたね。最初は反発し逃げていたヒロインも、ヒーローの悲惨な境遇に心を痛める愛情深い女性でした。自分以外に見せる笑顔が切欠で、花嫁ではなく一人の女性として見れるようになったヒーローが、少しづつヒロインに歩み寄るところ、ヒロインも毛嫌いするだけでなく、ヒーローの本当の姿を認めていくところが、丁寧に描写されていてとても良かったです!そして舞台が「生き返った花嫁」と同じお城というのもポイントです。お館様に奥方様、そしてロイスが登場します!しかも「サー・ロイス」と敬称が付いていますので、イザベルと結婚後に彼の出自が認められたのかなと思います。未読の方は「生き返った花嫁」も読まれるのをおススメします。ラストではお父様そっくりの、でも黒髪の男性が花嫁と一緒に描かれているし、「両親がー」とも言っています。幸せになれた結果を目に出来ました。青鹿毛先生の作品は丁寧で品のある絵柄なので、ヒストリカルで見つけると購入してしまいます。こちらも何度でも読みたい作品になりました。
「生き返った花嫁」のシリーズもののようです。この作家さんはヒストリカルの作品がとれもよいと思います。ただ、男性のキャラクターがリアル魅力的なのに対して、女性の造形は単純で目が大きくて、もう少し個性を描き分けて欲しい。もったいないです。
青鹿毛スバル先生の新作、素晴らしかったです。現代社会でも、親からの呪いのような言い含めで苦しむことありますよね。でも、そーゆー思い込みのような呪いって、信じてないようで信じ込んでしまっている。その苦しい思いを受け入れてくれる相手に出会い、呪いではなくその相手を信じてみようと決心できたら、そりゃあ幸せになれますよ。いいお話を素敵な作画で、楽しませていただきました。
先生の描く絵が好きで購入しました。が、イケメンヒーローだけど、いまいち呪いがどう影響しているのかがわかりませんでした。
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『生きかえった花嫁』の関連作の一つで、オリック卿夫妻とウィリアム・ロイスが今作でも出ています。原作は『春色の花嫁』に所収されている作品ですが、電子書籍化はされていないようです。原作は未読ですが、他サイトで他の方たちのレヴューによると序盤でのヒロイン父のDVはもっと酷いようですね。ヒロイン父に制裁が何もないことへの不満の意見が結構ありましたが、このシリーズは1作目『女伯爵の名誉』から一貫して主人公たちを苦しめる悪役は作中で何の制裁も受けないので、もうそういうものだと思うしかないですね。話の方ですが、ヒーローは『生きかえった花嫁』のヒーロー、ロイスとはまた別種の人生を諦めた人です。ロイスはまだ自業自得な面もあるけど、今作ヒーローは完全に被害者ですよね。前半でのヒロインへの態度は酷いと思いましたが、コミック版はヒーローの苦しみが終盤近くまで強調されているので、少なくとも読んでいる間はヒーローに同情的になってしまいました。まあ、ヒロインが癒し役をやらされることには不満も感じましたが、全体的には良い話ではありました。このシリーズは未コミック化作品がまだ4作ありますが、個人的には若い頃のオリック卿夫妻が主人公の『王の愛人』は特に青鹿毛先生に描いてほしいです。