レビュー一覧

稲作を非常に真正面から描いた良作です。広島のご実家でもってご両親と夫と子供達と一緒に、作者が稲作に初めて携わって奮闘する様子があますところなく描かれています。ＳＦに佳作が多く始末人シリーズなどの独特の作風で知られる作者さんですが、稲作に非常に敬意をもって接しているせいかいつもの独特の世界観は殆どでてきません。しかし、どこかつきはなしたドライな視点は健在で稲作農家の現実が淡々と緻密に描写されています。稲作をしたいと思っている人はもれなく読むべき本だと思いました。正直、紙の大きい本で読みたくなりますので電子書籍のみというのが非常に惜しいです。とにかくたくさんの人に読んで欲しいので星５つで。

明智さんが稲作をされていたとは、知りませんでした。単行本は電子書籍のみという事で、とりあえず48時間レンタルしました。美味しいご飯は本当に大事に育てられている事を、改めて実感する作品です。(始末人の白い哀しみを思い出した。)百姓貴族が好きな方、特におすすめです。

作者、亡くなってしまって淋しすぎるので、未読のこれを借りました。最近の様子がわかるエッセイマンガで、有名どころとはまた違う農業の様子が良くわかります。違う絵柄がボロボロ出てくるこのテイストは、この作者に慣れてないと面食らうかな、昭和の少女マンガテイストというか…でもそういう人は手に取らないか…。ほどほどにがんばって！ってもっと言いたかったなあ。合掌…

北海道の稲作とは多少の違いがありますが、名作と行って良いのではないでしょうか？なんの予備知識もなく農協に就職してくる若者にも読ませたい！今は野菜作り専業の我が家ですが、お米をもう一度作りたくなりました。

米作りの良作マンガです。思い出した頃に何度も読み返しています。

好きな作家さんが、いつの間にまさかの農業従事！驚きつつも読み進めていくとその作風は健在でした。自然相手のままならない状況もあれやこれやの農家事情も明智さんらしい視点で描かれていました。面白くもあり学べるしで良い作品かと。

明智先生のマンガ大好きであまり書かなくなったのを残念に思っていましたが、その後、どうしていたのか農業に取り組む姿がえがかれています。また漫画書いて欲しいです。