レビュー一覧

ぐぬぬぬぬ、そこで終わりか！と思いつつ、いや、そういうのメインじゃないし、と。クレバーでカッコいいゆうま君がひたすらに直向き、けれど美人さんではないみちこちゃんと出逢って、少女マンガならそこで、ハッピーエンドだけど、そうじゃないのには理由があるんだよな。ヒトと少し情緒や感情の置きどころの違うゆうま君。でも、サイコって訳じゃない。ヒトは誰かひたすら自分を信じてくれる人が必要で、一般的には親だったりするのだが、ゆうま君はそうはいかなかったから、みちこちゃんのおかげで閉じずに生きてこれたのかと思う。親と恋愛しないように、ゆうまにとってみちこちゃんは絶対な味方たから恋愛にはならない。でも、次に出逢った自分を受け入れてくれる彼はそうじゃない。男女関係なくゆうまの向き合うべき人。でも、ヒトと少し情緒や感情の置きどころの違う、ゆうまはやはり苦戦してしまう。。。みちこちゃんに救われながらゆうまがオトナになるそんなお話、だと感じた。だから、まぁ、いわゆるそーいう事はふたりだけの秘密だよなぁと。

本当に素晴らしかったです…！最高のBL作品だと思います。人より少し共感能力が鈍いために母親に受け入れられなかったゆうまくん。ゆうまくんの言う通り、みちこちゃんは恋愛対象ではなくて、どちらかと言うと母親みたいな存在だと思う。自分を無条件で受け入れて、味方でいてくれる存在。大谷くんもゆうまにとってそういう存在なんだけど、最初は、ゆうまはまだ親離れできてない子供みたいにみちこちゃんにばっかり夢中で、中々大谷くんの偉大さというか、思いの強さに気づかない。みちこちゃんに彼氏が出来た時の反応とか、すごく書き方が上手いな、と思った。シングルマザーの母親がある日再婚相手連れてきた、みたいな。笑笑ただ、これが、ゆうまが親(みちこちゃん)離れするのにいいきっかけだったんだな、と。みちこちゃんが大切なのは変わらないけど、結局ゆうまはみちこちゃんから離れて大谷くんと京都に進学する道を選んだ。みちこちゃんにしっかりした彼氏が出来て、複雑でありながらも安心した、っていうのもあると思う。そして、ゆうまが大谷くんに進路を合わせたところで、やっとゆうまと大谷くんが対等な関係になれたー！と思って感動しちゃいました。大谷くんとゆうまは、結構終盤まで恋人というより、主従関係に近い少々歪んだ関係だなーっと思っていたから、大谷くんが、とにかく俺は京都に進学する！って決意して、ゆうまが大谷くんへの自分の思いに気づいて進路を合わせたのが最高に嬉しかったです…！みちこちゃん(親)離れして、今自分が共に歩んでいきたいと思う人は誰なのか、誰と向き合うべきなのか、ゆうまくんがちゃんと気づけて、大谷くんと向き合えたことが本当に嬉しいし、これはみちこちゃんと大谷くんのおかげだな、と。ゆうまは作品を通して割と終盤まで、精神的な幼さというか、共感能力の無さというか…が目立っていたと思うので、大谷くんとみちこちゃんのおかげで1歩成長出来たんだな、と思います。なんというか、ゆうまの成長において、作者さんの大谷くんとみちこちゃんの絶対不可欠性の描き方が上手いなと思いました。大谷くんとみちこちゃんが、それぞれゆうまに色々な影響を与えますが、ただ1つ言えるのは、大谷くんとみちこちゃん、どちらかの存在がかけていたなら、ゆうまの成長は恐らくなかったであろう、ということです。本当に素晴らしい作品でした。要するに大谷くんが尊すぎます。

怖っ。サイコパスなんだろうね。共感性が無いというか、優しくしてくれたミチコちゃんをモデルに人並みに暮らしてたのね。

うわーーすっごい良かった。。サンプルはみちこちゃんが主人公ですがいろんな登場人物の視点で進みます。絵柄的にもほのぼのした話を期待しながら読んだら心の内側のドロドロしたものと向き合うような描写があって、でもそれから救われる瞬間もあり濃厚な２冊でした。ずっとゆうまとみちこちゃんみたいな関係の漫画を読みたかったので嬉しさすらあります。ありがとうございました。

絵が苦手なのもありますが、blではないと思います。少女漫画でいいのでは？評価を下げて申し訳ないのですが、bl好きな私には合わなかったです。

大なり小なり歪んだ部分があるふたりの話ですけど、あまりドSとかドMとかいうものではなくて、光と闇に焦点を当てた青春と恋といった感じの。みちこ目線のタイトルかと思っていたらそれだけではないようで、幼馴染に彼氏ができることで自分の知らなかった感情に気づいていく部分もうまく描かれていたと思います。が、背景は謎だな。なんでそうなったのかあまり納得いく描写はなかったので引っかかる部分もあり。トータルでは恋愛にフォーカスすれば面白く読める作品だったと思います。

上下迷って購入しました、下の後半でやっとBがLしてくれました...良かった.....もっと同棲編みたいしタイトル変わっての単話でもいいのでもっと2人のBLしてるとこを読みたい.....

レビュー書いては消し書いては消しして、なかなかレビュー投稿できなかった作品です。BLに飽きがくる時ってあると思うんです。ワンパターンすぎて、展開がよめるので。それが、中には、お？とどうなる？って、続きが読みたくて気になる作品がたま～にあるんですよね。それが、こちらでした。上巻だけでなく、下巻まで読んでほしいなあ。おそらく、BL、NLなど期待をせず、フラットに読むとゆうまの気持ちがなんとなく読み取れて、色々芽生えてくのが楽しめるとかな。主人公のゆうまは、サイコパスでもなく感情の形成が遅かったんだと思います。で、感情の形成に大きく関わったのは母親でもあるし、初恋でもある。みちこちゃん。このこは、別枠なんですよ。複雑な感情だろうけど、自分では幸せにしてあげれないし、欲とは別。恋愛には必ずしも欲が関わると思うので、大谷の何にゆうまが惹かれたのかそれは、ゆうまにしかわからないですが、まあ、あのゆうまに耐えて、付き合って色々感情を芽生えさせた、大谷の粘り勝ちですね。結末は、BL結末です。で、なんで、エチイがない！おーん。それがほちい。BL脳になるとiQ0になってしまいますが、よかったです。番外で二人のエチイみたいです。しつこくいってみます。この方のpixiv他の漫画もすごく良くて、単行本としてでだしてほしいなあ。はあ。エチイがよみたい。

意見が分かれる作品だと思います。2巻まで読まないとユウマがただやばい奴っていうことしかわからないけど、個人的にはすごく好きでした。単純なBL漫画というより、人間関係を主としたお話です。ユウマはたぶんサイコパスという人種なんだけど、サイコパスは全ての他人に感情移入ができないわけだはなく、人によって感情移入したり冷淡だったり、それを本人がコントロールできないというのが特性だから、そういう意味でユウマの描かれ方はとてもうまいとおもいました。

pixivで気になってたので購入できてよかったです。最後そっかー。みちこちゃんの一番の見方と言いつつ太谷が好きで…みつこちゃんとずっと一緒にいたい的な何かはなかったのかな？まあ小学校のころからの幼馴染離れってことなんだろうか。BLだとあんまり感じないんですが太谷くんには悪いけどみちこちゃんとくっついてほしかった気持ちもある