レビュー一覧

面白い。同人誌あるあるがちりばめられてます。そうか、あの時代は出版はすべからく同人活動だったのか…

「アラサー」「同人作家」「シンママ」というキーワードのお陰でかの教養高き紫式部がこんなにも親近感をもって描かれるとは。定子のサロンに比べ華やかさに欠けると言われた中宮・彰子も控えめな中に豊かな心映えの持ち主とされ、チャラい貴公子も数名登場、おまけに年若い同僚は腐女子。このわかりやすい人間関係が楽しい一方、「夫への愛がありながら打ち解けるきっかけを失ってしまった葵の上」「ライバルの子を慈しみ育てる紫の上」など源氏物語の登場人物のモデルはこの人か、と思わせる描写も見られ、二重三重に楽しいです。

平安ものなのに分かりやすく面白いです。セリフや表現は現代的でオタ、陰キャ、厨2、萌、ラブ、策略、暗殺騒動ありで創作部分は思い切り描かれてますが史実からは大幅に脱線してないので好意的に読めました。私はこの作品の式部さんも他のキャラも大好きです。ただ今やってる大河ドラマが史実と思っている方にはオススメ出来ません。お値段が高いので・・・史実に沿って色んな解釈出来る方にはオススメです。

紫式部がヲタクで源氏物語が同人誌という設定が目を引くが、それだけで終わらずしっかり面白いしためにもなる良作。

うん、これは勉強せねば^^;新たな世界観『源氏物語』を、平安時代宮中での同人活動と捉えると合点が行くという考え方『神作家・紫式部のありえない日々』（かみさっか・むらさきしきぶのありえないひび）は、D・キッサンによる日本の漫画作品。『月刊コミックZERO-SUM』（一迅社）にて、2021年12月号から連載されている。紫式部が神作家として描かれているコメディで、平安時代を舞台している作品。元ネタは、『紫式部日記』と、家集『紫式部集』かな？

近い将来、源氏物語といえば｢あさきゆめみし｣、紫式部といえば｢神作家…｣となる日が来るはず。当時の“公式”メインカルチャーは詩歌管弦。古典となった｢源氏物語｣は世界に冠たる王朝文学ですが、当時は“同人”ましてや女手。でも1番アツいのは今も昔もサブカル界隈とそこに生きる人々。そう、紫式部は“反逆のカリスマ”なのです。この日常があったから、この人をモデルに、この出来事に閃いて、出来た源氏物語からこの日常が生まれて…の不思議ループを楽しんでいます。｢ステータスチートで(中略)本命義母｣じゃない、千年色褪せない物語の真髄に触れられるかも笑。今は電子で追っていますが、完結したら日焼けた｢あさきゆめみし｣と並べたいな。

源氏物語を同人誌とするセンスに脱帽です今まで時代背景が理解しづらく感じていましたが、すんなり理解でき、本当に面白かったですケンちゃんが大好きです

とにかくおもしろい。漫画アニメ好きならフフッてなる小ネタがいっぱい散りばめられているのが楽しい。源氏物語を知らなくても楽しめる作品だと思います。

これは面白い。これは新鮮！大河ドラマにも参考にしてほしい。

歴史上の人物が当時どんな性格だったのかなんて、誰も分からないのを盾にして随分好き勝手に描くのだなと感心しました。ちょっと残念。