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作家買い。でなければスルーしたと思います。『春の修羅』で感じた本質を捉え機微を穿つ力。原作ありのメディアミックスとなる本作でも、モチーフに深く潜り込む洞察力は健在です。KAIの内面と相似する対岸世界。レイプ、ドラッグ、暴力が横行する世界で、ラップを希望に吐口に人は生きる。アンビバレントで刹那的でありながら、この世界の神として民の盾となるKAIが咲かせる蓮は、綺麗の一言では片付けられないけれど…。ここは丸ごと作者だなぁと感じる部分には、どんな穢れや澱みの中にも透明感があり、心に刺さる本当の美とはこういうモノだと思ってしまう。ただ別の感性(原作)の縛りなのか、濁りを感じるのも本当。刹那の純愛としては研磨不足。
パラレルワールドのような世界観です。こういう闇系は嫌いではないのですが、KAIの最後の選択について、“そうせざるをえなかった”と共感できるほどの理由がなかったかもしれません。先生のちょっと強引なところとか、KAIの強さと弱さをもつ二面性とか、キャラや二人の相性もよかっただけに、残念でした。実はこうなんじゃないかと考察する余地は読者側にもあるように思え、そう思えば読後感は決して悪くないかもしれません。
BL 黎明期を彷彿とさせるダークでなんの希望も救いもないけど、とても考えさせられる作品。うーん。
最初の方は何が言いたいのか、すごく分かりにくかった。台詞も理解しにくかった。個性的な絵は嫌いじゃないけど辻褄の合わないカットがあったり違和感も結構あった。終わり方は切ないけど好きでした。映画を見ないとわからないのかなぁ。
初めて読む作家さんです。「鵺の泣く夜に」?が気になってはいたんですが、レビューを読むとあまり楽しく幸せな結果にならない作品だなと感じて読んでいません。こちらもダークだなと感じましたが、暇だったので読んでみようとポチりました。よくわからず読んでしまいましたが、原作があってこの漫画が出来たのでしょうか?話が飛び飛びで、先生がレ●プされたとか、学校に噂が広まったとか、いつ?どのタイミングで?誰が?みたいな謎が色々あって、私には時系列的に上手く繋がりませんでした。また、工場と外界があまりに違い過ぎて同じ世界観?社会?とは思えませんでした。しかも、片方が亡くなるという絶望的なバッドエンド。そもそもタイトルからして作者いわく「安らかに眠れ」という意味らしく、最初からバッドエンドだったというネタバラシが。他作品も含めてこの作家さんはダーク系が好きで、かつバッドエンドを好んで描かれる方なのだと思いました。どことなくダーク系のはらださんに似ている作画、作風かなと。ですが、はらださん以上に救いのないバッドエンドなので読む気にはなれないです。気になっている作品もありますが、やっぱり購入はやめておこうと改めて思ってしまいました。あくまで私個人の感想なので、好みが分かれるかなーと思います。
最初はよくわからなかった暴力や執着の理由が、少しづつ明かされて行きます。よくわからないながらもグイグイ読ませてくれる力があるので、最後まで読み切ることができました。同じ地獄にいて、仁を助けたかったし、助けられたかったKAI。刹那的な生き方しかできなかったKAIに、幸せな瞬間が一瞬でもあって良かった。2度読むと、背景などがわかっていろんなことが腑に落ちるので、オススメします。映画も観に行こうかな。
何の予備知識もなく表紙に惹かれて見ましたが、絵にも話にもぐいぐい引き込まれてあっという間に読了して号泣してました。ちょっと控えめに言って凄すぎる…こんな作品に出逢えて感謝。レイプを扱ってるし、いわゆるBLのウケセメの概念があまり無いので上級者向けであることは確かだけどもっと評価されるべき。映画だと世界観が最初からもっと分かりやすいだろうと思うので必ず見ようと思います。
イタ重い展開がずっと続いて救いがない感じ。ラストに向けてやっと、やっと、と思ったのに…。なかなかドラマチックでした。
助けたい、助けて欲しい、一緒に地獄へ落ちて欲しい KAIの劣情と繊細さ見ていて苦しくなります。 仁はKAIを助けたい、助けたと思っていたのに自分が助けられていた。最後にKAIの歌を思い出し恋だったと気付く。置いていかれた仁の心情を思うとさらに辛い。 R.I.P.
絵はグロいし、ストーリーはもっとグロい。けど地獄のような社会で生きてた青年を見捨てない先生の姿には涙が出た。
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作家買い。でなければスルーしたと思います。『春の修羅』で感じた本質を捉え機微を穿つ力。原作ありのメディアミックスとなる本作でも、モチーフに深く潜り込む洞察力は健在です。KAIの内面と相似する対岸世界。レイプ、ドラッグ、暴力が横行する世界で、ラップを希望に吐口に人は生きる。アンビバレントで刹那的でありながら、この世界の神として民の盾となるKAIが咲かせる蓮は、綺麗の一言では片付けられないけれど…。ここは丸ごと作者だなぁと感じる部分には、どんな穢れや澱みの中にも透明感があり、心に刺さる本当の美とはこういうモノだと思ってしまう。ただ別の感性(原作)の縛りなのか、濁りを感じるのも本当。刹那の純愛としては研磨不足。