レビュー一覧

ひたすら悲惨な話を丁寧に描いていらっしゃいます。読むと気持ちは暗くなるので、読む時を選びましょう。

どのお話も物悲しい。昔は理不尽なことが多かったのですね。その時代の人々の生き様を疑似体験できるのが漫画の良いところですね。いろいろ勉強になります。

「皇后テオドラ」「子どもの臓器市場」と合わせ買い。３つの中では本書が一番新しい作品になります。どんどん絵がうまく話のつくりがめりはりのあるものになってきているのがわかります。実話ものが多いですがそのぶん起承転結が弱いかな。全部昔の話なんですけど、心理描写が丁寧なので感情移入もしやすい。「きんいろ浄土」は本当にお母さんが可哀想でした、あの男の子もこのお母さんに育てられていればこんな風にならなかったのに…

タイトルに惹かれて読みました。実話もあり、かなり読みごたえがありました。

くどくなく、かと言ってあっさりし過ぎてるわけでもない。バランスの良い漫画家さん。