レビュー一覧

父2人を立て続けに看取り、残された認知症の母の介護真っ最中です。3部作の最終章、いろいろ重なるところもあり考えさせられました。コロナ禍で介護や看護に従事されている全ての方に感謝します。

認知症は幸せな人しかならない病気。とも言われるそうだけど、周りにあれだけ怒鳴り散らし、暴れても、文句も言われないのだから、そりゃあ、本人は幸せだったろう。何も分からない反抗期の幼児と同じだな。ただそれが大人だから面倒なことになる。この本で作者が経験した頃は、まだ老人が受け取る年金などは余裕があったのだろうけど、私たちが介護を必要とする時代には、もうそれは無理かもしれない。老人が何の保護も受けられず孤独死するしかない時代が始まっている。

お嫁さんがいい人な感じがして微妙な気持ちになった。　姑さんも幸せだった事でしょう。

三作目、最後の巻です。最後を迎える家族とどのように向き合うか、また実際にはどのような流れになるのか、勉強になりました。

ホームはなかなか入れないらしいけれど、入った後の事を聞ける事も少ないから、参考になる人が多そうです。