レビュー一覧

登場人物がそれぞれ魅力的で引き込まれる。歴史物でよくある"説明文字だらけ"になりすぎておらず、人物の心情が分かりやすく描かれている。物語として続きが読みたくなる作品です。本当は星５にしたかったですが、1巻はまだ序章で、これからどんどん面白くなっていく段階のため星４です。2巻が待ち遠しい。

「池田理代子さん推薦」にひかれて。昔は妊娠・出産・赤子の性別は女性側の全責任だったんだな と、つくづく…怒。

男に利用され、嫌々犯される王妃たち。こんな時代に生まれなくて本当に良かった！その中で器量は良くないが頭のいいエリザベスがいかに女王になっていくのか？楽しみすぎます。

明日、自分がどうなるも分からない、生死が隣り合わせの時代のせいなのか、宮廷人の権力への執着が凄まじいと感じる場面が多いです。そのような一筋縄ではいかない状況を必死に渡り歩く主人公には、毎巻ハラハラします。

前作からのファンですが、本当に人の気持ちを丁寧に描く作者さんだと思います。それぞれにそれぞれの立場や思惑がある。「みんな違ってみんないい」では済まず、「どちらかを選ばなければいけない」という苦悩もよく伝わってくる。続きが楽しみでならない。

前作は読みはしたけれどあまりハマらなかったので、この作品はなぜか「ベルサイユのばら」で検索して見つけました。近世イングランドとか…歴史には詳しくないし、突っ込みもいれられない程度の知識しかないけれど、第1巻の引きは名作を予感させます(マンガファン歴うん十年の勘)。2巻が楽しみです。

夫のヘンリーも大概だが、アン自身も相当な腹黒遊び人王妃ってイメージがあるから、なかなか今作のアン像に入り込めなかった。東洋的な絵柄も話とミスマッチ。

前作がわりと好きだったので購入。あさひなぐも武道をやってる者からしたら、穴だらけだったけどまだスポ根だし面白いって思った。でも今回のは歴史上のものだし、もう少し勉強してから描けなかったのか。2巻を買うかは微妙なところ。絵は下手になってる気がする。

セシルの正義があるので読めますが、本当に怖いですね。自分の幸せ、他人の幸せを優先して生きている今の時代に生まれて良かった。

３巻まで読了。読了直後の感想は巻末オマケが代弁してくれていた。何てとこで終わるんやボケｪ！！！でも来月には４巻出るそうなのでちょっと安心。ちょっと前にドラマ『チューダース』にどはまりしてたことがありこの辺の映画小説その他そこそこ履修してるんですが、このウィリアム君は全く記憶になかったので新鮮。そしてこの作品での王妃アン ブーリンの造形も他作品とは違っててそこも良い。主人公ウィリアム セシル君も アン王妃の形容通りの優しい子で好感がもてます。で ヘンリー8世。ドラマではめっちゃイケメンになってましたが、(ドはまりしたあげく特別講座までやってくださった我が恩師によるとそこだけが史実に沿わないらしい) こちらではホルバイン筆の肖像に沿ったおそらく史実に近いビジュアル。アン王妃の生んだベスちゃんはまだ乳幼児とはいえこれまたお姫さまらしからぬご容貌だが、だからこそ魅力的で期待できます。セシルの女王がどう育つか、悲劇の王妃が最期に何を託したのか、続きが楽しみ。