レビュー一覧

作者買いです！作者さんの著書は、薄幸で健気な受けが、あり得ないほどに朴念仁だったり不器用だったりする、攻めの仕打ちによって、激しく不憫になる展開が多いです。今回は不憫のどん底は過去に起こった事件で、その数年後から物語が始まります。後半の攻め目線のストーリーは、むしろ攻めが不憫ですが（苦笑）、贖罪を背負って苦悩する攻めザマァ！な深い反省期間も、作者さんの醍醐味なので、諸々楽しめました。わりとモブ輪姦をサラッと活用してしまう作者さんなので、地雷の方はご注意を！それでも薄幸不憫健気受け…からの溺愛ハピエン好きの方にはお勧めです！！

先生お得意の不幸受&自分の行いを懺悔しまくる攻っという構図で、それは大変おいしいのですが(笑)、いかんせん攻に最後まで読者として惹かれなかったのが残念です。色々と感情に任せてるし、無理やりだなぁと。。自分の行いを後悔してるなら、流れでキスしたり触ったりすんなよ!! と、なんだか最後まで改心したのか納得できませんでした…なので評価は低めです。。

作者様の中で1、2を争う程大好きな作品、胸が苦しくなるほどの切ないすれ違い系を読みたい方におすすめ。一難去ってまた一難と切なさ二段階方式です

く、暗い…けど大好物なお話。切なくて辛い過去を超える話は大好きです。六青先生の作品はそういうのが殆どなので私にはハマる作品ばかり。

この作者さんの中でもだいぶ昔の話なのかな？。いい男の標準が令和の時代とかなりかけ離れているのが面白いです。攻めがパワハラモラハラセクハラ気質なのは今の時代では完全にアウト。でも、受けがここまで自己肯定感が低めなのにもドン引きしてしまうのです。なんで被害者なのに我慢してエチするのが当たり前になってるの？笑20年前なら涙して読めた気がする小娘時代の自分の陶酔感に苦笑いしてしまう作品でした。お兄さんもね…トラウマの原因になった人間を患者（弟）に内緒で連れてくるなんてとんでもないことしてるし、登場人物全員、今ではありえないと思う行動が目につきました。でも、やはり最後の終わり方はスッキリするのでそこは好きな作者さんならではでした。