レビュー一覧

かなり異色ですけど思った以上に面白かったです。さすがだなぁ。終末ものとは言っても、「ミクロな」がポイント。ふたりの半生と恋愛にクローズアップしているために気が散らないし、感情の機微もよく描き出されていて、貪るように読みました。あとはネタバレなしで読んでみて、と言おうかと思ってやめる。これこそ結末がわかったところで彼らの物語は全くわからない。彼らを追ってともに旅をしてはじめてわかるストーリーですよね。ただ、個人的にはやっぱりどうしても攻めが嫌だったな。私の中では挽回しきれなかったですが、とは言えこの作品にはよく合うキャラでした。

いつか地球が終わったら、のBLバージョン。ネタバレしたくないから最後を言わないけど、その後が大変だなぁと。生きていればこそ、楽しいこともある、はよく言う言葉ですが、危機に瀕すると本当だなぁと。遠い国で戦争が始まり、モノの値段が高くなってきて、病気も治らない今本当にそう思ったのでした。

遊馬の特殊能力がいらなかったと思う。思った事が現実になるらしい能力を持ってて、その描写が出るたびに「え？これで隕石消すオチとかじゃないよね、まさかね」と現実に引き戻されるんです。私の☆の付け方はどれだけ世界観に没頭できたかなので、我にかえる回数が多いほど☆は減ります。読者に希望を残すという観点からなら匂わせ程度でやめておけばよかったのに、決定的な場面まであって萎えました。巨大隕石落下というとんでもファンタジーの大風呂敷を広げたなら、それ以外はリアルに作っていかないと面白くない。そして、結局隕石も落ちなかった。火球すら見えないし、めぐるのツイッターも更新されているしで、もう肩透かし。地球が滅ぶからこそ美しく輝いたものが全部色褪せていった。きっと真澄はほどなく社畜に戻り、律は会社を立て直しながらスポンサーの女性を探すのでしょう。生活するってそういうことです。本筋の人間ドラマが濃密にかけていただけに残念です。名作になりえたのに、読み捨てるマンガにおわりました。

ダメだあ～私には刺さらなかった(汗)評価4.8だったから読んでみたけど…皆さんのような感想は持てず、最後、えっ？！これで終わり！？と拍子抜け。私にとっては読まなくて良かった作品でした(泣)お金1400円ももったいなかったな残念。結局ユーマが奇跡起こしてくれるとかもなく終わりが見れる訳でもなく…。最後に寄り戻して幸せに最後を迎えるんだね？ってだけだった。なんとも中途半端で物足りない最後でした。

作者さん買いです。圧倒されます。偶然だとは思いますが、感染症に翻弄され、戦争が始まり、世紀末感に満ちた現在にはタイムリー過ぎて、ちょっと震えが来る内容でした。絶望って怖い。濃いめのお色気シーンが挟まれてなかったらしんどかった。スト重オブスト重ですが、ラブには重きを置いてないので、キュンとしたいならコレジャナイかな。でもここまで夢中になって読ませる展開は流石としか。もちろん上下巻一気読みです。絵柄も青年誌っぽいし、ジャンルはBLでなくても良いかも。

すごかった。在り来りだけど1本映画見終わったみたいな充足感がある。もしも地球が滅ぶならって誰しも1度は考えるけど、どうせ終わるからこそ踏み出せる1歩があるよね。真澄と律の関係性とかそれぞれの感情とか想いとかとにかく切なくてリアルだった。終わり方もまとまっていてとても素敵でした。文句なしの星5です。

うーん？私が調子がわるかっただけかもしれないですが。丸木戸さんが描く新作だから、めちゃくちゃ期待してたのもあり、つまんなかったし、適当に描いたな、これ。という印象でした。あと、ま●たそって名前にしたのなんで？知り合いなのかな？少しはググってつけるべきではなかろうか。いやでも、きっと知り合いなんだろうか。そうやってへんなところにひっかかって読みにくかった。読者が楽しむことを考えてない漫画かなという印象

めちゃくちゃストーリー重視なお話です。生き方とか人間の感情とかがすごく描かれていました。これをBLとジャンル分けするのはちょっと……ってぐらい。ですが話は重いけど出てくるキャラに支えられててとても読みやすかったです。

ん～…全てが中途半端でその後は読者の想像にお任せします。かな？

時間を忘れるほど夢中で上下巻一気読みしました。映画を観た後のような余韻に浸りながら今このレビューを書いていますが、今この瞬間に世界が滅亡しても悔いは無いなって本気で思います。笑それぐらい私にとって良質な作品でした！ストーリー重視の方にお勧めです！このような素晴らしい作品に出会い、読むことができて本当に幸せです。ありがとうございました。