レビュー一覧

ずっと読みたかったシリアス少佐単体主役のスパイもの。このページ数でちょっと高い?と思いましたが、十二分に読みごたえあり。 冷戦時代のNATO 将校である主人公の「敵」は当然 「ソ連」ですが、西側に心を寄せるロシア人は「味方」でもあり。自他ともに認める芸術オンチの主人公がボリショイバレエを見に行く冒頭は今読むとちょっと切なくなりました。ここにはミーシャは出てこないけど、ミーシャと鉄のクラウスが共闘して停戦に導いてくれればいいのに。「エロイカより愛をこめて」のスピンオフですが、主人公以外のキャラは一切出てこないのでエロイカ未読でも問題なく読めます。

タイトルがかっこいいですね。少佐の魅力満載。シリアスが似合う人だなあと思います。

もーこの頃の少佐はカッコ良いなんてもんじゃないです、、、、何度も読みたい名作！

エロイカのスピンオフ。読み応えはあったけど、少佐の魅力は伯爵がいる事でもっと輝くのだとあらためて感じた。いつもの話でも少し物足りない感じ。エロイカの中ではどっちが主役かわからなくなるほどの少佐だけど、やっぱりエロイカの主人公は伯爵。せっかくの少佐主役の話なら、今までになかった新たな少佐の部分を見せて欲しかった。

懐かしくて購入。これを雑誌で読んだのはいつだったか。ロシアはいま戦争をしています。わかりやすかった冷戦が終わり、世界の勢力地図は変わりました。思えば冷戦中は西と東は平衡を保っていたけれど、それから世界はよいほうに向かったかといえばそうではない。1980年代は日本も元気がありました。あー、ノスタルジー。

まさかrentaで少佐の顔が拝めるなんて！久しぶりにゆっくりと堪能しています。トーヘンボクだけど、この物語の少佐はかっこいい！

「エロイカ」からのスピンオフ、ナルなエーベルバッハ少佐を独り占めしている様な贅沢な作品です。ちょっと割高感がありますがレンタルではなく是非とも所有しておきたい、少佐が主役の作品です。