レビュー一覧

今迄、悪役とされてきた芹沢鴨さんをここまで魅力ある人物に描かれていて、とても引き込まれました。

新撰組が大好きで関連史跡巡りやっちゃうような方が読むには向いてないかも。全篇に漂う「なんちゃって幕末マンガ」な感じを楽しめる人には御薦め作品だと思いました。要は細かい事を気にせず青春ドラマとして楽しめる人にとっては傑作だと思います。あ、因みにオレは狭量な歴史オタクなので評価は星三つです。

面白いです。アニメのコマーシャルを見て興味が湧き読んでみました。ストーリー展開が丁寧でキャラが皆カッコいい。1ー13巻大人買いして続けて読みました。早く続きが読みたいです。

幕末 新撰組の組み合わせは、様々な作品で繰り返し繰り返し描かれているため、流石にこれと行った新規性はない。しかし、丁寧な筆致で描いているところには好感が持てる。主人公の にお のキャラクラー設定が評価の分かれ目であるが、私にはこの手の爽やかな好人物 には、さほど心を動かされなかった。

丁寧に描いているし、まっすぐな主人公だけど、続きが気になるほどの話ではなかった。

すんごいすんごいすんッッッごい良かった！！！　世の中にはいろんな人がいて、それぞれ違う考えを持っている。いろんな価値観がぶつかり合い、時には命をかけて証明することもある。そう、この時代の命はとても軽い。現代人から見て、驚くほど簡単に人が死ぬ。身分差というルールを知らなかっただけ、出産で死に、怪我で死に、貧困で死に、子供は田んぼにはまっただけで死に、所属した県が立場を変えただけで皆殺し。ついでに言うと、不倫も死刑。そういう時代。ただの血の気の多いやからの集まり。実際、そういう悪口もあったと思う。けど、彼らにはそれぞれ心に正義があった、希望が、志しがあった。我々は彼らの頃よりずっと平和で命の危険もない安全な暮らしをして、学びの機会も知恵もたくさん簡単に得ることができる。それは、この時代の人たちが命がけで後世のために、これから生まれてくる子供たちが笑って過ごせるように、と作ってくれた幸いなんだよね。なのに、資本主義の名の下みんな心をどこかに置き去りにしてきてしまった。どうしてこうなってしまったのか。虚しいほどに志しは枯れ、希望は空っぽ。人のために、誰かのために、命をかけ、手間をかけ、時間をかける人なんていない。家族ですら他人より薄い縁。この作品で当時の人の熱い想いに触れて、読んでて胸が熱くなる。こんな人がいたんだ、こんな人たちが今の豊かさを作ったんだ、と感謝も深まる。けど、物質の豊かさとは裏腹に心は貧しくなってる気がしてならない。そんな現代で、心の豊かさを思い出させてくれた。漫画としても、めちゃめちゃ良かった。めっちゃ面白かったなー！DAYSも大好きだったけど、さすが安田先生と思わずにおれない。様々な人の思惑と心のありようの違いを、誰も否定することなくすばらしく描かれていました。ホント胸が熱くなる。大変良い作品をありがとうございます。新撰組好きだからエネッチケの大河も見てたけど、人間像への厚み的にミブロのが断然深かった。歴史もの興味ない人には難解かもしれませんが、読んでいけば人物も把握できるし歴史にも強くなれて、お得！鴨がもー渋い、泣かせる。笑いながら号泣したわ。

歴史物の中で新撰組のお話しは苦手な部類なのですがこの作品は小難しさが少なくて読みやすい方だと思いました。

新選組作品は、やっぱり魅力がある。沖田はけっこう不細工だった、っていいますが、剣の天才だったのは間違いないらしいし、土方さんは、写真が残ってるけど、ほんとにイケメン。で、強いんだよね。若人ばっかりの青春群像だったしね。善き

キャラが１人１人ちゃんと作られていて素晴らしい。

今なお語り継がれる新撰組の歴史がどのように調理されるのか、漫画独自の設定や表現に着目しながら読むのが楽しい。キャラの書き分けも上手いし、クセの強い人間味のあるキャラが次々出てきて魅力的。画力が素晴らしく、リアル寄りの絵柄がカッコいいので半分絵目当てで読んでる。アニメ化広告を見て最近読み始めたが、もっと早く知りたかった。宣伝次第でファンは更に増えると思う。