レビュー一覧

おしゃれを賛美する類の漫画は数多くあるけど、この作品は主人公が卑屈でもなく過度な恋愛要素があるでもなく、むしろすごくスキンケアの参考になるぐらいで読みやすかったです。表面的に「メイクは自分のため！」とか耳障りのいい言葉を扱っているわけでもなく、「メイクと自分の理想の距離を探す」がテーマだったので押し付けがましくもなく嬉しかったです。

メイクを始めた一朗さんがどんどん変わっていくのがよかったです。しかも特別カッコ良くなった訳ではないのに、表情がとても素敵になっていて、余計に充実感が感じられました。

お試しで1巻を読んで面白かったので続刊を買いました。女性でも面倒に感じるメイクを男性が初めて触れることで初心に帰らせてくれ、自分を愛せなくても労っていいというのにすごく心を打たれました。

肌の少しの変化で嬉しくなる主人公の気持ちに共感しました。

一朗が鏡に映る自分をみてギョッとするところを見て性別問わずこう思うことがあるのかと思った。

スッキリ・サッパリ＝清潔はわかるし、何を選べばいいのかわからないのもわかる。なんとなく良さそうで選んでる。

主人公が「いや君メイクいらんやん」みたいな顔でないとこがよかった

共感ができないけど我がことしてみるとよくわかかる。

この作品を読んでみて、メイクが義務ではなく楽しむものなんだと改めて思い出すとこができました！

これで終わっちゃうの悲しいです！もっと色んなバリエーションのストーリー見たかった！