レビュー一覧

作者さん買いです。安定の、ドタバタするコメディチックな雰囲気ながら、家族愛、恋愛のじんわりする温かさがとってもよかったです(^^)確かに誰が主人公なのか、ってほどいろんな気持ちが混ざりあってますが、明るい未来が伝わる読後感で、ほんわか読了です。

邦訳版は『クリスマス大作戦』だけど漫画は原題ママですな。電話やテレビ、ゲーム機の形状から90年代初頭なんでしょうか。ロマンスよりは心あったか系、ファミリードラマ感強めです。これクリスマス前に読みたかったな。雪道運転で肝が冷える今頃も合っているといえば合ってるんだけどさ。ほっこり系を期待したらきっちりほっこり系でいい話が読めたので満足しています。

小説版の邦題は『クリスマス大作戦』です。コミック版は原題をカタカナ表記したもので、それは良いのですが、例によって原作とリンクされないんですよね。それはさておき、ハーレクインは今作のように思春期のティーンエイジャーが自分の親を再婚させようと奮闘する話が結構ありますが、こういう話は読者層でも結構需要があるんでしょうか?　コミック版の内容ですが、一番目立つ原作との違いはヒーローが落ち込んだ時酔って生きものをお持ち帰りしちゃう設定が作られていることです。おかげで原作よりコミカルな話になっていますが、「トナカイ」をお持ち帰りした話はやり過ぎだと思います。それから、原作に比べると上の子たちが彼らなりに親を心配している描写が多くなっています。原作では子供たちは基本自分のことで精一杯な感じでしたが、これはコミック版の方が良かったです。あと、原作だとヒーローは結構ガサツで、子供たちの養育も最近まで自分の母(現在は再婚してフロリダに移住)に頼っていた、とか、原作だとヒロインが終盤車を横転させたのは、ヒーローがツリーを車から落としたのが原因とか、色々ありましたが、コミック版は結構改変が多いです。最後に、原作を読んで驚いたんですが、ヒロインはまだ32歳なんですね。36歳のヒーローもあれですが、高校生の子持ちなのに若すぎません?

さすがの安定感。ハーレクインのなかでは少数ですが、こうした家族ものはハートウォーミングで読後感さわやか。ドロドロ恋愛がないのでアッサリしていると思われる方もいるでしょうが、やさぐれた気持ちをほっとさせる良作です。この作品と同じくらいの画力や説得力をハーレクイン全作品に求めるのは酷なのかなあ。繰り返しですが、さすが山口先生でした。

こころ温まるお話です。両家の長男・長女が本当に良い子で、親思いです。HQぽさは低いですが、キュートなお話です。

最高の子供。いい子供達。親が頑張る姿を見せてるからだ。幸せをわけてもらいました。

読むと幸せになるお話です。絵がきれいです。後半の雪道の1コマ、さすがだと思いました。細かな指摘があっても吹き飛ばしそうなパワフルな作品で、私にとっては文句なしの★全部です。

山口先生買いです。この先生が描くとコミカルでステキになります。それぞれ子どもが4人いるシングルファーザーとシングルマザーが主人公、その子どもたちも個性的で、上の子同士が再婚させようと画策します。コメディドラマのようなドタドタした展開が楽しかったです。

作者さん買いです。他の作品でもそうですが、子供たちの表情がとても愛らしいです。加えてこの作品中には嫌味な悪役も一切出てこなかったのでほっこりできました。なのですぐにレンタルから購入にしました。

感動しました！なんて素敵な家族なんでしょうか！主役は誰？ってくらい皆生き生きと描かれていて本当に温かくて子どもたちと親たちお互いへの愛に溢れる優しい話でした。