レビュー一覧

星０です。有り得ません。後半の展開には虫唾が走り、最早怒りさえ覚えました。笠井あゆみ先生の美麗なイラストへの星です。笠井先生の表紙に惹かれ購入しましたが後悔と不快感のみが残りました。

ミステリー作家志望なのに上手くいかず、しがない官能小説を書いている貴島がある時から書いたばかりの自分が書いた小説と同じ目に遭うようになって… 。発表前、しかも編集者に提出する前にも女性の主人公と同じように痴漢に遭ったり襲われたりするようになって、夢か現実か不安になって段々怖くなり兄の紹介で不思議なお金持ちの才に相談。 才とか愛は興味深いキャラだけど話が好きじゃない。 ぶっちゃけこの展開でハピエンになるのが腑に落ちませんでしたが、この作家さんには多々みられる傾向なので、当たり外れとも、好みともいえます。

拗らせすぎな二人のお話でしたー。城崎のターンの時はホラー感あって展開分かってるのにドキドキします。てっきり貴島はストレートかと。才先生がハッピーエンドに導いてくれてよかったです。なんと言っても愛君のお仕事シーンがたっぷりあって楽しかった。挿絵がいやらしくて美しい。眼福ー。

あらすじを読んで、あ～攻めが裏で動いてるのかぁと思いながら読み始めたら、攻めらしき人物が2人出てきたので、どういうオチにするのだろうかって思ってました。他のシリーズを読んでいたら先生は攻めじゃないって分かるかもしれませんが、他の作品を読んでいなかったのでわからず…。小説に書いた出来事を体験するというのは攻めが裏で操ってましたが、その後の展開で、昔から好きだった！俺も！ってなりますかね？先生が攻めに同じことをやり返す必要もなかったですよね。でも何だかんだ楽しく読めました。