レビュー一覧

最近、BL小説に餓えていました。ずっと気に入っているシリーズものは、もう2年続きが出ていない。最近色々と読み耽りましたが、似た様な設定、似たり寄ったりな内容。私はそんなBL小説に少しずつ辟易していたんです。何か面白い作品はないのか、私が引き込まれるものはないのか、とRenta！さんで色々検索していたら、偶然、この作品を見つけ出すことが出来ました。レビューを読むと高い評価で、試し読みしたら、もう2巻まとめ買いをして読み耽りました。設定も緻密に奥深くまで考えられており、多種属や寿命の違いだけでなく、色々な罠が次から次へと現れていく。一気に最後まで読みたいのに、確り頭の中で整理をしないとダメで（笑）1週間かけて集中して読み終わりました。最後がどのように終わるのだろうか…寿命の違いがある主人公と伴侶のどこまでが読めるのか、薬のこと、病気のこと、貧困な領地をどのように建て直していくのか…本当に色々な角度から興味を持ち楽しめる作品に巡り会えた自分は偉い！　と褒め称えたいぐらいです。下巻の「満月」は、涙なしでは読めず、最後の一文字まで取りこぼさないように涙で滲む文字を読むのに必死でした。最初の「お気に入り」の人ではないですが、BLを超えた素晴らしい作品に出会えたことを幸せに思います。まだ読んで居ない方、是非読んでください。

面白い！めっちゃ面白いです…けどBLよりも主人公が領地を発展させるストーリーを楽しむお話かな。恋愛のアレコレ（すれ違って切ないとか、当て馬がとか）を楽しみたい方には物足りないと思います。私は主人公達のラブはサラッと見守りつつ、領地をどうやって発展させるのかをワクワクしながら読み進めました。久々にしっかり練られた物語を読ませてもらい大満足です！！

読んでみてください、としか言葉が出てこないくらい素晴らしかったです。最初は面白くないかもしれません。が、メイセンに着き、ガンチェと結ばれる頃には話に引き込まれていました。濡れ場は無数にありますが、静かで、自然な流れで日常の一部という雰囲気なので、エロを期待する方には物足りないかと。でもそれがいいというか、この二人には合ってます。なにより、エルンストが素敵。タージェスの言ですが、本当に希有なひとです。久しぶりに寝不足になるほど夢中で読みました。なんというか、ちゃんと人が生きているというか。生きた人を描いた話、というか。下巻は涙止まらず…エルンストの生涯、その後まで見れて、大満足の内容とボリュームでした。★５じゃ足りない。イラストも素敵でした。

思い切って買って本当に良かった。最高の自分へのクリスマスプレゼントになりました。毎日寝不足になるほど物語に引き込まれました。文章で地形や物語の主人公の暮らしぶりが想像でき本当に読み応えのある作品でした。

ずっと待ってました！とても読み応えがあり、読む手が止まりません。まだ途中ですが、早く読み切りたいような、まだ読み終わりたくないような気持ちです。

書籍を購入してますが、とても読み応えのある作品で、長編物が苦手でなければ超お薦めです。寿命の違うカップルだけに、ハッピーエンドで終わる物語ではないのが切なく、感動的でした。

イラストのせいか「アル〇〇ーン戦記」と重なりました。Saga的小説を多く読んでいる人にはピンチ，焦燥感，緊迫感で物足りなく感じるかもしれないけれど，BLとしては最期まできちんと描かれていてよかったです。国づくりとしてエルンストが参謀の役目を全面的に担ったのでガンチェの役割がLove面だけで，物語的に存在が軽いなぁと感じました。でも，おおらかに見守ることに徹する立ち位置でよかったのかなとも。エルンストは，すでに老賢なる智謀策略が巧みで為政者として出来上がっていたので，成長していく〜という視点で読んでしまっていた私は高揚感が低かったです。なので，交渉場面よりも狩人に助けてもらいながら谷を渡っていく姿や，タージェスら領兵たちと共に旅路を行く場面が読んでいてわくわくしました。長編で，最初はちょっとだるいですが1巻後半からリズムが良くなっていると思います。2巻目のほうがお話し的には面白いのですが，終盤は，どんな風に領地民が豊かになって発展していくのか民との交流で見たかったです。寿命差があってもなくても，人生を共にした人たちのラストはやっぱり涙してしまいますね。二人のイチャイチャをいじる周りの人たちとのやり取りが楽しいです。薬草の回収はしてほしかったなぁ。

主人公が長命だったこともあり壮大な物語でした。領地や隣国との関係、いろいろな問題を冷静にな先を読んで判断していく聡明で男前の主人公に優しい伴侶、その他の登場人物も魅力的でした｡BLですが、物語として素晴らしい作品でした。大満足でまた読み返したいと思います。

壮大な建国物語（国ではなく領地ですが)でした。読み返してのレビューですが、これからも何度も読み返すと思います。 小説には何も文句なしですが、Renta!さんに文句を言いたい！2021年末に訳の分かんない仕様変更があり、その時読みづらいと思いながらも読みました。結局すぐに元通りにまた変更されたのですが、そのせいか、文字化けがひどくてイライラしました。訳わからん仕様変更の時はそんなことなかったのに。どうゆうことですか？

２度めのレビュー、です…。まだ一巻めの途中…。国のてっぺんにいたにしては、いや、廃位を経て諦めか達観か、それはもう淡々と何事も受け入れる主人公。文章が、拍車をかけて淡々としてるから、早々と辺境へ追いやられる主人公の現状を煽る煽る…。そんな物欲皆無の主人公が唯一譲らないのが従者のガンチェ。唯一無二の存在。法でもって、がんじがらめに自分のものにしても、不安はつきない。味方は少ない。こんな貧しい僻地で、さあどうする、と始まるところから主人公の本領発揮ですね。泰然と、って表現、まさしくそれだ。辛抱強く泰然と良し悪しを判断して物事に挑む、執政者としての責務。領地を切り開くため、どんどん視野が広がっていきます。相手の攻略、論破の場面では高揚したり、ドキドキしたり。主人公も内心はナーバスになることも多く、いちいちガンチェに甘えて癒してもらうわけですよ。先は長い。嬉しい。２巻で完了するのかな？病気のこととか、なにか解るのかな？僻地の領地に着く前に死んじゃってもいいと思われてたよね！？主人公も気づいてるみたいだから、そういう命のやりとりとかに発展もする？ガンチェさえいれば、主人公は、どんなエンドでも受け入れるだろうから、そこだけ安心して読める。