レビュー一覧

恋愛４：サスペンス６ぐらいの内容です。少々グロテスクな表現もあったり。事件が起こってハラハラするような展開で、恋愛的な悶着はさほど多くないです。ラブシーンは相応にありましたが(笑)緩急もあり面白いですが、相思相愛になるシーンをメインに持ってきてほしい！という人は飽きてしまうかも。

評価が低めでびっくりしました。私個人では大好物なくらい楽しめました。ヒロインは喜怒哀楽が激しく自他共に認める癇癪持ち、一方でヒーローは感情を表に出すことができません。そうした2人のお互いにない部分を認め合って愛情を育てて行く姿は読んでいてうっとりしました。ヒロインの癇癪を起こした後の反省の仕方や、それを心から楽しんでいるヒーロー。サスペンスの部分もお互いを近づける良いスパイスになっていたと思います。

コミックの試し読みをして、ストーリーが気になったので読んでみました。ラブあり、ミステリーありで読みごたえがありました。

おじが使い込んだ借金の清算で、結婚することになったヒロインの話、と聞くと、愛のない結婚で愛を求めてすれ違うラブストーリーかと思いきや、連続殺人事件に巻き込まれるスリラー物です。ストーリーはドキドキしておもしろかったですが、ヒロインがどうしても好きになれず、残念。周囲の人の心遣いを押しつけととり、自分の自由、自立の意味を履き違えている面倒くさい女。すぐに癇癪を爆発させる扱いづらいヒロインのことを、彼女の良さがわかるのは自分くらいだ、とべた惚れのヒーローが寛大すぎ。実は一目惚れで、結婚するためにヒロインおじが借金を重ねるのを待っていた、ちょっぴり腹黒いヒーローですが、優しくて頼りになって素敵です。

コミックとなんか死ぬ人が違うのは何故？とまず疑問。ストーリーは読み応えあり楽しめもしたが、一度で充分かと思い購入はしませんでした

人間くさいヒロインと中身と外見が全く違うヒーロー、かな…私はとても楽しめました！サスペンス展開も物語に合っていて◯

負債を補う形をとる形で結婚というのは、HQでは好色じみた年寄りがとる形が多いせいか、個人的にも印象がイマイチ良くはなかったのですが、実はヒロインに一目惚れして、その苦況から助け、断る理由を与えず、尚且つ誰にもヒロインを渡したくはなかったヒーローの苦渋の選択でした。赤毛故なのか相当な癇癪持ちという設定ですが、まだまだ優しい方ですが、確かによく怒ってます(笑) そして、ヒーローがワザと怒らせているところは楽しく読めました(＾∇＾) 二人の間もお話の進行に従ってドンドン惹かれ合い愛情を確信してゆくのと並行してサスペンスも加速してゆきます。犯人が狂気に走った理由がイマイチわかりずらいのですが、遺伝的要素も有る様な感じ…でしたが、イギリスに伝わることやハロウィンなどを上手に使い、当時の人びとの生活も垣間見えて良かったです。ラストに向けてどんどん危機感が加速してゆくのには手に汗感が有ってとても良かったのに、最後がアッサリしていて物足りない様な感じで残念でした。とはいえ、ヒーロー妹と親友のコイバナが次に繋がるのかな？妹の義理の息子が殊勝に謝罪しているのがちょっと怪しいのもなくはないので、もし出たら読みたいと思います(^ ^)

後半は、ロマンスよりサスペンス色が濃くなり、ハーレークィーンの甘さが、感じられなくなりました。犯人？の、動機や人柄も良く分からないままラストとなり消化できませんでした。

序盤と終盤で「別人か？」と言うくらいヒーローとヒロインの印象が変わります。序盤はヒロインのヒスにうんざりしますが、徐々に鳴りを潜めます。ヒーローは最初からベタ惚れで、ヒロインの「癇癪が爆発」するのをとっても楽しみにしていて、その描写に何度もクスっとなります。お互いに影響し合って、本当の夫婦になって行く様子が微笑ましいです。連続殺人事件は、二人の関係の変化に必要な要素なのですが、警察の活躍が無い上に事件の終息が慌ただしく、その後どうだったかが書かれていないので消化不良気味です。