レビュー一覧

この作品、原作は『ボスへの想い』ですよね。既に藤臣美弥子先生がコミック化されている作品ですが、ハーレクインコミックスはリメイクもするんですね。今後リメイク企画があるかどうかは分かりませんが、ぶっちゃけ、リメイクしてほしい作品は他にも山ほどあるので(笑)、今後もやってほしいです。さて、このコミック版の内容ですが、藤臣先生版『ボスへの想い』がかなり原作からかけ離れた内容だったのに比べると、まだ原作の話が使われている方でした。とはいえ、原作と違いシリーズ物としては描かれていないため、かなりキャラの数は減らされていますし、最後はオリジナル展開でしたが、コミック単体での落とし所としては良かったと思います。ただ、原作ではポニーテールが特徴の警察署長キャッシュ・グリヤ(『愛に裏切られても』ではヒーローを務めています。こちらは時系列では今作と同時進行になっています)がこのコミック版であんな外見にされたのは衝撃でした(苦笑)。なお、今作と特に関連性の強い作品として、小久ヒロ先生がコミック化された『冷酷な口づけ』があります。今作でも出ているリビーがヒロインの作品で、今作ヒーロー、ブレイクのフィアンセを死なせたキャラが悪役で出てきますが、こちらだと今作と違いブレイクが感じのいい人になっているんですよねえ(苦笑)。まあ、ダイアナ・パーマー作品あるあるですが。

不審死事件の真相が知りたくて全部読んだのに、そこらへんはあっさりした描写しかなくてちょっと物足りなかったです。あとなんというか…ヒーローに好感を持てるポイントが見出せませんw　過去に婚約者を亡くしたトラウマからヒロインに冷たい態度をとっていたかと思えば、恋愛感情を自覚したとたん押し倒し、また急に思い出したように突き放す。それに一喜一憂するヒロイン。ヒロインの盲目的と言ってもいいくらいの想いとガマンで成り立ってる関係です。ラストの結婚式直前に理性がぶっ飛んでるのもなんだかな…まあヒロインが幸せみたいだから結果オーライかな？

私にはその一言が…って何度もヒーローが嫌いになりましたけど、ヒロインは惚れた弱みで何度もヒーローを許してしまう。愛情がなければやってられないです。

結構、かわいいお話でしたね。ヒーローが猫に愚痴ってるのもかわいかった。ヒロインが、とってもかわいくて素敵な女性です。ヒーローは、もう、ヒロインにメロメロなのに、認めようとしないｗ過去がつらかったのはわかる。わかるけど、殻に閉じこもるならヒロインに手を出すな！って感じです。しかし、二人きりで話したいからって、あんな場所？って感じですよねｗ理路整然とエロいヒーロー。悪くないですｗ

いいお話なんだろうけど、結局はヒーローのわがままさがすごい、ということはわかった。あとヒロインはヒーローを好きすぎる。え、愛してるって言ったら許せるの？　愛し返せるの？　心が広いヒロインでないとダイアナ・パーマーのヒロインはできないというのを思い出した・・・あと好きだったキャッシュが禿げてデブってるしドクタールーもぽっちゃりおばちゃんだし・・・脇が残念でならない。ショックだ。

悲しい過去のせいでヒロインを苦しめるヒーローは好きじゃない。ハッピーエンドだけど？

ヒーローがクズだった。今まで読んだハーレクインの中で、最もクズだった。超俺様の自己中だし、28歳の時に18歳の子を妊娠させてるし。クズ過ぎて展開にも全くドキドキしないので、無期限にはしません。

いい話なんだけど，ヒーローの心の変化がめんどくさい。

作者買いです。ヒロインの健気さが引き立ちました。代わりにヒーローの傲慢さも歴然でしたが総じて『気付けて』良かったね。と思いました。

テキサスの恋32の『ボスへの想い』ですね。藤臣美弥子先生が描いてるのにリメイクしたんだと驚きました。他の方も書いてましたが、そちらより原作に忠実で、細かい描写もあったので内容は満足でしたが、大きな不満が。なんで、テキサスの恋シリーズの漫画版はシリーズとして整理されていないのでしょうか。。面倒くさい。ダイアナ・パーマーに慣れていないとヒーローの傲慢さ、ヒロインのナイーブさに苛立つでしょうが、今作はかなりマイルドに漫画化したなぁという印象です。