レビュー一覧

5に近い4、の評価です。あまり長くなく、テンポよく進む読み易い作品でした。ちょっと部長のキャラクターに頼りなさを感じる所があったり、主人公のちょっと辛い背景があったりはしますが、2人の人柄は明るくて、優しくて、サラリと読めました。愛ゆえ、最後の最後までそういうシーンは出てきません。シリアス好き、イチャイチャ好きには物足りないかもしれません。ストーリー重視な方にはオススメかな。

コミカライズから入りましたがやっぱり話の流れが全然違うので原作読んで大正解でした。後ろ暗い過去を持つ衛さん(攻)と遠野(受)のお話で重苦しい感じかと思いきや衛さんが穏やかな大人で遠野も明るく振る舞っているので割とライトな感じで進んでいきます。ただ遠野がエグいくらいに不憫なので途中かなり辛くなりました。沢山辛いめにあったぶんたくさん衛さんや信頼出来る人達に愛されてほしいし幸せになってほしいです。衛さんはカムアウト絶許系でうだうだするもののなんだかんだずっと格好よかった。終盤のイチャイチャと挿入は焦らされた分上質で最高で御座いました。コミカライズ版でも楽しみにしてます。

読めば読むほど二人の思いに新たな気づきが出てきます。単なるBLじゃぁなく、こんなことって、アリ？でも、それもありかも。

凄い嫌なやつらと良い人たちが出てくるお話しでした。攻さんはスパダリなんだろな。受さんのことを大事にする描写にはきゅんときた。なんやかや絶倫のとこが良かった。

途中、遠野が余りにも、不憫で辛い感じです。だからこそ、衛さんの優しさが際立ちました。地味で、頼りなくも見えがちですが、なかなかこんな懐深い人いないですよ〜。そして絶倫っぷりにキャーってなりました笑

恋人に子供が出来てショックのあまり男専門デリヘルを頼むとそこに居たのは部下……という現実ではなかなかないけどBのではあるあるの展開から始まるも、上司(攻め)と部下(受け)がどちらも不憫すぎる境遇でライトに読んではいけない……となった。特に受けは妹の手術のためとはいえ横領してしまったという自己責任感もあって尚更つらい。二人が幸せになれて良かったけど受けがメンタル強めじゃなかったらハッピーエンド難しかった気がする。

どうも評価が難しい、受けは可哀想な面はあるけども家族間の齟齬がありそうで一人暴走しては自爆な感じがするし、横領したのに居続けるのもおかしいです。

部下が出てきてビクリでしょうが部下もびっくりですね。

主人公たちはもっと安達さんに感謝すべきだ。そして妹の唯が悪役じゃなくて本当にホッとした。本編は甘さ少なめ。