レビュー一覧

静かで美しい和製ホームズと人がいいワトソン。それぞれの存在と能力を大事に思ってる。３巻も楽しみ。

白菊と花守の圧倒的なビジュアルと「異客」の禍々しさの対比が、まずは印象的。謎解きにもかなり凝った仕掛けがあり、中でも「水仙の章」ではさりげなく敷かれた伏線が、犯人の前で一つずつ回収されるシーンが圧巻です。白菊の生い立ちが語られ、組織を巻き込む陰謀が次第に明らかになる4巻まで読了。おそらく完結編となる5巻を心待ちにしております。是非。

大正ノワール探偵譚、というだけでもう買う。人の悪意を養分として育つ寄生植物「異客」が絡む事件を解決していくバディもの。“枯らす“白菊と、“ほどく“花守、二人が対照的なアプローチをするのが面白い。ただ、寄生のシステム的な部分がフワっとしていて、１巻は一見普通の推理モノとしてスタートするので入り込みにくかった。２巻は、２人の出会いに遡り「異客」との初実戦あり。流れがスムーズなのでこちらの方が世界観を掴みやすいです。キャラクターはどちらも嫌味ない品の良さと可愛さがあり、私は好きだけど、白菊はもう少しクセ強めの方が面白かったかも。続巻も楽しみです。伊東さんの絵柄が好きなので、点数は甘め。

完結なのですか？続編があるなら見たいです

時代背景もかっこいいがこの謎だらけの事件の解明も面白いです。

絵も世界観もとても良かったです。2人の関係性がとても良くて、ずっと眺めていたくなります。続きが楽しみです。

繊細で美しいタッチと１巻無料につられて最新巻まで一気読み。「人の悪意をエサにする謎の外来植物」を退治する（あるいは解く）という怪奇的なお話がユニーク。丁寧に描きこまれた建築物、衣装、小物など、大正時代のムードも楽しめます。ただ、ストーリー的には主人公二人の関係性を愛でるバディものの色合いが強く、推理ものとしては浅かった。謎解きを楽しみたい読者にはそこが少し物足りなかったです。

絵柄がとてもきれいで素敵だなと思いました。

こういう不思議なお話、絆ものって好物なのでよかった。たのしめました。小説もおすすめ。

他の方も書いてましたが、和製版ホームズとワトソンですね。　もう少し捻りがあるともっと面白いかなと思いました。