レビュー一覧

作者買いなかなか両思いにならない鈍い2人の両片思いの話し。あらすじやサンプルで読んだ時の不穏な感じは早々に取り払われて意外と奥手で一途な攻めを見られます。

読み易さに安定感があって、さすがです。シャウーリャは分かりやすくチャーミングですが、遊ぶだけ遊んで、美人で気立ての良い純粋な子に出会って本気の恋に落ちる攻めって「そりゃいいとこ取り過ぎないか」みたいな気になるので、好みとしては今ひとつ乗りきれず。

挿絵も含め、話自体が「盗賊王の溺愛花嫁」に少し似てると思いました。ただ、あちらはオメガ・アルファの世界観なのに対して、こちらは宗教が関わってくるせいか、世代間の考えの違いとか、国による価値観の違いなど、より現実感があると感じました。「男の花嫁」とか超絶BLファンタジーなんですけど、世界観がしっかりしてるので安っぽい感じはないです。また、受けがとても良い子で応援したくなります。ちゃんと物事を論理的に考える知性や役目を果たそうとする責任感もあるので、読んでいて好感が持てました。自分の立場を一歩引いて見れていて、変に被害者ぶってないのも良かった。一つだけ残念なのは、そこまで主人公が虐げられることもなく、結構スンナリ受け入れられる点です。攻めに誤解されていた点など、割とあっさり解かれるので、個人的にはもっと引っ張っても良いのにと思いました。この辺は完全に好みですが、後日談で受けの書いた旅行記が認められるとか、何でも良いので白の神子以外で活躍できる部分があるとより良かったです。

あまり読んだ事がない先生なのですがサンプル読んで気になったので購入してみました。中性的な綺麗な受けが大好きなのでじっくり読みたいと思います(^^)

紙版も購入しましたが、電子版も、と。エッチまでの、女たらしドノンケなヴィハーンがシャウーリャにメロメロになる過程を楽しむ感じ。このシャウーリャがもう箱入り真面目なドジっ子無垢で、たまりません。イラストが色っぽいので、ピッタリです。

作家買い。今回はドノンケの王子が、どの時点で神子に落ちるのか、と思っていたら、早々に落ちました（笑）。受けのシャウーリャはその辺りがおぼこいこで、ヴィハーンの態度の意味がわからず戸惑ってましたが、読んでる側からすれば『めちゃめちゃハマってるやーん』ってくらい初めから、惚れてましたね。ちょっとした事件もありましたが、それも2人の仲が深まるスパイスなのかと。

溺愛モノとしても安心感のある作家さんですし心配はなかったです。作者さんあとがきでもあったように、糖分摂取したいときにいいなあと思いました。が、やはりもうすこし事件とか盛り上がりも欲しかったかな。痴情のもつれが終盤にチラッとあったくらいなので。でも、シャウーリャの心のアレコレが可愛らしかったです。読者としては、だいぶ前から攻めがメロメロっぽいのは伝わってたんですが、自覚ない受けが可愛かったです。

最近はご時世か切ない系より断然あまあま系ばかり読んでます。小中さんの前作の民族BLは別サイトで購入してるのですが、こちらはパピレス限定版で別のSSもついているのでこちらにシフト。特に波乱万丈もなく糖分補給できて面白かったです。本編でもっと読みたいのに！で終わった気持ちをSSになぐさめられました。ひとつは大好きな攻め視点でなおさら大満足。次の作品も楽しみです！

お高めだったけどサンプル読んで衝動買いしてしまいました。面白かったです。けなげな子が幸せになるのは大好きです。両想いと分かるまでの過程が短すぎなくて良かったです。欲を言えば想いが通じあった後の２人の甘々ぶりをもう少し見たかったです。(ページ配分的に無理かもしれませんが)

安定感のある作家さんなので読んでみようかなと買ってみました。他の方もおっしゃっる通り、紹介文よりはタイトルの方が正直（笑）溺愛メロメロですね。