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レビュー一覧

総合評価
5点
1.0
(1)
5点 5 0
4点 4 0
3点 3 0
2点 2 0
1点 1 1

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2017-02-26
評価点
1
noibarahanaさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
う〜ん。ヒーローの亡くなった妻の友人で、身体の関係はなかったけれど結婚まで考えていた女性が、ヒロイン兄の結婚相手、つまりヒロインの義姉で、そこにヒーローとヒロイン義姉のそれぞれの娘が関わってきて・・・・・・という複雑な、一つ間違えると泥沼な人間関係。その割には、ヒーロー娘がヒロインにお父さんを取られると思って、意地悪する場面はあるけれど、基本的に嫌な人物は出てこないので、読後感は悪くないのですが。ヒーローの気持ちが今ひとつよくわからない。ヒロインの家のパーティーに招かれたヒーローは、自分が結婚まで考えていた女性がヒロインの義理の姉だと知って、ヒロインを責める。そこも数行で終わっていて、で、その後、その女性と話をして、自分の気持ちを整理した、のだろうけど、話をした場面しか書かれておらず、ヒーローの心理描写がないので、会場に戻ってヒロインが他の男性と踊っている姿に嫉妬するのも突然にしか感じられない。パーティに招かれる前日、「彼女に再会したら、自分はどんな風に感じるんだろう」と思っている場面はあるんだけど、そこに対する答えもない。例えば彼女に再会して、ああ、彼女に感じていたのはお互いに子供を抱えたシングルの同志愛みたいなものに過ぎなかったとわかったとか、ヒロインに対しての思いを確認したとか、ヒロインを責めたことを激しく後悔するとか(思い出してみると、ヒロインを責めたことへの謝罪もないぞ?)、そういう描写が一切ない。だから、とにかくヒーローの気持ちが薄っぺらくて、いやこれでヒロイン、納得なの?と思ってしまいました。ページの関係なのかも知れませんし、そもそもHQにそういうの求めるのは違うのかも知れませんが、もう少し、ヒーローの心理描写みたいのを書いてみようよ、と思った作品でした。