レビュー一覧

マルティニークのマクニール兄弟三男編。原作とはヒロインの名前が異なっております。以降の出版物でタイトルも名前も翻訳時とコミカライズ時で変更されてたら原作追跡が面倒くさくなるから、もしやるなら奥付に英題だけでなく翻訳時の題も記載してほしいわ。 話の方は結構好き。ヒーローもヒロインもお互いへの好意を自覚してて、果実が実るのを待つばかり。そこにある出来事が起こって……という感じでベタベタなんだけど人の良心や暖かさを味わえる作品になっています。ヒロインのお祖母ちゃんが最高なのよ。セリフの一つ一つが胡椒のようにピリリと効いて良い。私もこんなふうになりたい。褒め褒めに褒めてるけど、話をギュッと詰めるための仕様とはいえ、序盤で騒音と木くずが出る作業場にベイビー連れてくるの呼吸器と内耳にええんかなと気になった。

最低な父親のせいで結婚に振り回される兄弟シリーズですが、今回は父親ではなく別の家族がやっかいで…ヒロイン継母はあれで引っ込んだのかな。そもそもヒロインの実親がヒドイ。お祖母さんがあんなに素敵なのにねえ。ヒーロー祖父と意外な繋がりにはハーレならでは？の都合のよさを感じるけど、いつの間に連絡先交換してたの。ヒーロー元妻とも…あんな一族のトップにしてはその辺緩すぎない？ヒロインは元妻を受け入れる、なんて言ってるけど、ヒーローにしたら結構な苦行だと思うけどなー。ヒロインの前向きさはいいけど、あんな女に利用されるのはいいエンドとは思えなかった。

よくあるHQでしょうか。ヒーローの妻って自己中で呆れますがHQらしい？

お決まりのパターンですが、気持ちよく読むことができます。

ヒーローとヒロインの、子供を愛する最後の会話にジーンとしました。お互いの祖父と祖母も素敵でした！

篠原先生の絵が相変わらず美しいです。内容はHQに良くある契約結婚です。一年間だけの契約のつもりが、本当のロマンスになり結ばれる話ですが、ヒーローヒロインがいつもの篠原先生の作品よりあまり魅力的に感じませんでした。

初めは期限付きの契約結婚でしたが、紆余曲折乗り越えて本物の愛になるのが素敵でした。読み切りなのでサクサク進み読みやすいですが、もう少し掘り下げてほしい部分もあっさり進んでしまいました。

セレブの世界観や常識にはうとくて理解はできませんが、ヒロインがたどり着いた結論はとても理知的で素敵でした。脇のおじいちゃん・おばあちゃんも最高でした。

子供を道具として扱う母親は最高だ。二人で可愛いベビーを守ってほしい。

妻に逃げられた想い人に結婚しようとプロポーズされたのは良いけど親友としてと、言われるのは何ともはや、、、ヒロインがんばれ！