レビュー一覧

救済BL特集の中でサンプルを読み気になったので購入してみました。スピンオフということでしたが、前作を読んでなくても楽しめます。この作品を読んだ後に前作を購入して読みましたが、前作にプロローグ的な短編が入っているので順番通りに読んだ方が良かったかなと思いました。前作で最低だった男が、今回の主役なので好みはわかれるかと思いますが、お話しは面白かったです。他レビューにもありますが、裸体に色気がないのとたまに頭身のバランスが変になるのが気になったので、画力がアップすれば更に良くなる漫画家さんかなーと思いました。成長、次回作、共に期待です。

1冊丸ごと表題作。長髪アーティスト攻め×映像ディレクター眼鏡受け。「ひかりみたいにまたたいて」のスピンオフみたいですが､私はいきなりコチラから読みました。私はいきなりコチラからでも全く問題なく(哲の過去をちゃんと見せてくれる部分があったので)内容把握可能でしたが､ひかり…も読んでいた方がより楽しめそうな作品ですね。ひかり…で当て馬役だった哲の救済スピンオフ！といった感じなので。ひかり…の受けと攻めもガッツリ登場して来ました。　トラウマのある元攻めな受けを､光のある方向へ引き上げる攻め……というコトで､ストーリー的には王道だと思います。2人の出会い方､肉体関係になっていく様子が無理のない展開で良かったです。あと､攻めが受けを好きになっていく様子､好きと自覚する瞬間が描かれているのが凄くグッと来ました！アレ？いつ好きになった？？？という作品が多いなか､好きになった瞬間をバッチリ描いた作品を読んだのは久々だったと思います。裸体の描写がイマイチ好みから外れていたので､もうちょっと裸体描写､画力を上げて欲しい！もっと裸体､tnkの描写が上がれば文句無しの星5つが付けらると思う。今回は甘めな星5つ…と言った感じです。　※修正は白短冊｡

こんなクソ男を幸せにしてやる必要ありました？とイライラしました。どう反省しても何を償っても人に対してやってしまった事をゼロには出来ないよね。だいたいこんな人間を好きになる方の気持ちが分からない。もし旦那が過去にこんな事をしていたと知ったら即離婚する。

人はなぜ悪事を働かないか、という哲学を思い出す。他人に制裁を加えられるから、ではなく罪悪感で苛まれるから、という意見あり。哲くんはまさに、そう。前作を見てないのだけど、恋人や、その恋人が好きになった人への犯した罪は深すぎる。簡単にクズと言っていいものではない。それもこれも、彼が自分に自信がない、承認欲求が高すぎる、が原因だと、彼自身最後で気づく。恋人を好きだったことさえも、最後で。でも、己の背負うべきものを背負って生きる燕くんと出会い、またいつものように利用し、彼の孤独に気づき、共鳴し、哲くんはヒトとして成長できたね。もちろん、罪は消えない。背負って生きねばならない。謝罪が自己満足でしかないかも、とちゃんと気づくあたり、成長だと。謝罪の際に元恋人が、自分も弱かったと省みる強さを持ってて、ほっとする。ひたすら被害者意識だったら、彼にも先がないもの。この作品の良かったところ。悪人のその後は、どうなったんだろう？に焦点を当て、苦しむ様、自分の深淵を覗き見て絶望する様、反省する様がきちんと描かれていること。親や生い立ちのせいに一切してないこと。前作と絵柄が異なると後書きでしたが、傷つけられた者たちと傷つけた者たちで、絵が異なるのは、作品ゆてかと。前作、見てないのですが、これ、本当に良かった。BL、主人公を際立たせるため、モブ前彼が酷いの多いけど、その後のクズ野郎を追う作品、滅多にない。でも、奴には奴の人生が続くわけで、、、これは一つの指標。

スピンオフとは知らずに購入しました。ストーリーがしっかりしていて楽しめました。人の弱いところなど丁寧に描かれていてBL以前にヒューマンドラマのようで良かった。裸がイマイチとレビューありましたがそこまで感じませんでした、が！何故かエロくない…好みの問題なのでしょうか。座ってる人物が時々頭が大きくてバランスが気になりました。

アーティスト燕のほうがもっと世間擦れしていて曲者かと思えば，生きることにとても真摯なやつだったことが哲を救ったんだね。哲は「ひかり～」では本当に地獄に落ちろ的クソな奴だったけれど，気持ちはわからないでもない。特に「才能」「出世」が絡んでくるとね～。失ってもなおその大切さに気付かずにいるところなんか，承認欲求が異常に強い奴だったんだろう。無自覚でゆがんだ執着だったわけだけれど，その原因となる「弱さ」や「寂しさ」はだれしもが少なからず持っているものだとも思うから，わたし的には哲を責めきれなかった。このお話では，哲だけでなく燕や元ボーカルの女子，そして前作の颯真の「弱さ」までも丁寧に包むように優しく描いていて，消せはしない過去でもそれぞれが受け止め，前に進む姿がさわやかに描かれていたので，お話としてはこっちの方が好き。ボーカルの女の子の場面の挿入はさり気ないけれど，チクっ・キュンが同時に胸にくるいい味付けだと思いました。

スピンオフでした。知らずに読み始めて気づいたあのクズだった男、颯真君を利用してた、でも苦しみから話が始まり燕と上手くいって最後はよかったです

哲が昔やったことは許せないけど、赦してお互い幸せになれたらそっちのがいいですよね。ハピエンで終われてよかったです。哲がＨをいやいやしてたのが、気持ちよくなっちゃってるのがかわいいですね。燕が面白いキャラで腹黒っぽいところも、哲が利用しようとしてるのもわかってまるごと引受けて取り込んでくところも面白かったです。

前作での作者さんの後書きで、哲を料理するとありましたが、きちんと料理されていました！！笑　こちらを読んだ後にもう一回原作を読んだら印象が変わりました。

丸々代表作でした内容的にはスピンオフでした。クズの哲が主人公のお話でした。個人的にはあれだけのことをしておいてあっさり終わるのは微妙でした。