レビュー一覧

初めての作家さんでしたが、読みやすい文章で一気に読みました。クールな上官と包容力のある部下（人狼）、二人の静かだけど熱い想いが少しずつ結ばれていきます。舞台背景の描写も丁寧。人狼とヒトとの違いも分かりやすかったです。寒い国で大切に想う人狼のモフモフに包まれてるだけで、とっても幸せな気持ちになれました。

小説、読み切り。 202ページ、全て表題作（ちび達登場描き下ろし後日談60p以上付）。 初作者さん。 表紙と雰囲気が良さそうで、読んでみました。 主人公が美人エリートで、読んでてきこえが美しい。 世界観は、好き。 が、な んとなく読み応えがいま一歩。。 ありがちな設定？ よくある展開？ 話の進展に説得力が低い？ とでもいうのか。

人狼ヴィールカは最初に猛々しく登場しますが、軍人アレクセイとの出会いで直ぐに大型ワンコ化してます。アレクセイは美人だけでなく性格が気高く良いですね。人狼族の性質とか設定がしっかりしていて大きな波乱もなく時間の経過でまとまっていく感じです。

つまらないとかではありませんが、読まなくても良かったです。人物や設定を分かりやすく作っているのかもしれませんが、シンプルすぎて、作品としての完成度というか成熟度が感じられないかも。