レビュー一覧

何なのこの作品！魔王や魔王軍討伐といったハイクラスな攻防じゃなく、辺境の民の生死に直決した魔物を排してゆくゆくは…って感じなんだけど、そこがイイ！！勇者や英雄じゃ無い一般兵士の苦悩や成長が垣間見れ、そこら辺を取りまとめる伯爵令嬢ロメリアの縁の下感が素晴らしい！次巻楽しみ…

この物語は派手な魔法や一撃必殺の技も出て来ません。何故なら主人公は魔法使いでも剣士でもないからです。異世界物にしては珍しく軍師に近いと思います。それ故に無能としてパーティから追放されますがそこからこの物語が始まります。清濁合わせ持った緻密な交渉等とても見応えのある物語です。この巻がとても良い場面で終わっているので来春の次巻が楽しみです。

内政無双とか現代知識チートとか好きな人に向きそうな内容だと思います。主人公は特異だったチートもちでも現代人転生でもないですが、堅実に貯めた知識とか知恵で進む系かな？婚約破棄はしょっぱなありますが、ざまぁを狙ってるわけでもなく故郷を守ろうとか、魔王倒したその後はとかの方向なので先が楽しみです。絵がきれいなのと、とにかく見やすいキャラの描き分けをされてるのでストーリーに集中できます。ファンタジー感も変なゲーム風味がないのが最近のだと珍しい感じなので、そこも楽しみです。

チートも無く、ただただ勇者パーティに尽くした主人公を、魔王を倒し凱旋と同時に婚約破棄。酷い話だ。しかし、ここで泣き崩れる様なヤワな主人公では無い。そこが痺れる。同性として憧れる。しかし、自分がなりたい訳ではないけど、いつでも戦う女性は美しいと思う。チートは無いと言うが、その行動力がチートだと思う。メロ隊全員に愛されてるね。

面白いです。戦記モノとしては現実的で泥臭い感じが悪くないと思います。どんなファンタジーモノも大将である魔王を討伐すれば平和が来る…と言うのが多い中、魔王討伐後の残党狩りをすると言うのが新しい。しかも、その部隊を作ろうとするのが令嬢と言うのも良い。通常の王子との婚約破棄展開は、大体は貴族社会が舞台が多いのに今回は王子の魔王討伐に同伴しパーティーとして戦う力は無いが、内助で貢献してきたものの戦力外は婚約者に相応しくないと破棄された令嬢がその後の世界の平和を手に入れる為に奮起するなんて…お嬢様と呼ぶには気骨がありすぎる(笑)現実主義な令嬢が力より知識と指導力で部隊を率いる成長物語だと思います。まだ始まったばかりですが、読みごたえがあり続きが楽しみです。

文句なしに面白い。ただ、4巻で登場したポーラとロメリアの描き分けが甘いと思う。最初にポーラが出てきた時にロメリアの服が急に変わったと混乱した。別人と分かってからも似すぎだと思った。髪型を全く違うふうにすれば良かったのに。その点だけ残念でした。

あまり主人公に感情移入出来ないし好きになれない。1歩引いた感じで私はしっかり考えてる、周りを冷めた目で見て物事を考えてる感がすごい。言葉遣いも貴族なはずだから丁寧なんだけど、丁寧な言葉遣いの中で突然「食います」とか言っちゃうし、設定は考えてるんだろうけど中途半端すぎて1巻読み切らずに辞めてしまった。

戦術や知略で難問を切り開いていくストーリーだが、なろう系にありがちな大した事のない内容を優れてるかのように見せる手法なので、主人公の英傑的な扱いに違和感を覚える。簡潔に表現する技術に乏しく、セリフや説明が常時助長なのでテンポも悪い。作画と設定は悪くないが原作の稚拙さを存分に体験させられる作品。

推されていたので試しに読んでみたら、面白くて出ている分は一気読んでしまいました。陰でパーティーの力になっていた主人公が理解されずで冷遇されて追い出されたその後、という王道のパターンで始まります。ひたすら自分のやり方で世界を救う努力するだけで、元のパーティへのざまあ展開とかは無いのですが、主人公の真面目さとひたむきさとそれなりの凡庸さがあるので、応援したくなってしまいます。主人公の努力が報われたハピエンを期待しています。

絵柄の良さに惹かれて読んでみた。凄く軽い気持ちで。　いやいやすっごいよくできたお話歴史的背景、戦闘時の戦略、策士な女の子が周囲の人々をうまく利用して困難な状況を切り開いていく。　よんでて心地いい。無駄なお色気とか、ほんといらんのよ。俺は程よく重厚な物語が読みたい