レビュー一覧

作者買い。最後まで読み終わって涙が止まらない。とても良かった。直生の死から始まる、主人公と直生の恋人、主人公の家族との後悔と再生の物語。それぞれの視点で感情がゆっくりと静かに綴られ、やるせなく切ない気持ちにさせられました。どのキャラの気持ちも理解できるしし、誰も悪くはないけれど、皆どこかに欠点があってそれを抱えて生きている。心に響く言葉と丁寧な心理描写や絵が実写映画みたいで、心に沁み渡ります。ああすればよかったと、死んでしまった後に後悔しても遅い。けれどその後悔の時間も決して無駄にはならないと。家族や友人、大切な人たちとの繋がりを、いま一度深く考えさせられる。明日何が起こるか分からない、この今の情勢下、広く読まれてほしい作品だと思いました。

最後まで　読むと、亡き兄の彼氏のバーの名前が　意味深なのがわかります。タイムスリップについて、あぁーって　納得できると思います。ＢＬ枠ですけれど、すごく　美しい亡き兄の忘備録のような、短編映画のような作品です。最初の頃は　切なさがたっぷり描かれてあるけれど、そのうちに、亡き兄のことを理解していくうちに、暖かさも加わると思います。そこに　残された両親と弟の真の気持ちがあるんです。（と　自分は　思いました。）

物語の80％泣かされました。泣ける話でもこんなに涙が止まらないBLは久しく読んでいない。ただし，いわゆるBLではないので☆４です。家族再生，失って初めてその大切さや意味を知るっていうお話ですが，個人的にはBLにしなかったからこそ，現実味が帯びて良かったと思います。起きた出来事に意味があるのかないのか，意味を与えるのはその人次第。人生に正解の選択肢はないけれど，選んだ選択を正解にするよう生きてくというのが，登場人物のすれ違う想いと相まって心に響いて涙が止まらなかった。気づいてたお兄ちゃん，どんな思いで待っていたんだろうな。本来，弟と過ごしたかった時間を真夏の一瞬だけでも過ごせてどんなに嬉しかっただろう…そう思うことでお兄ちゃんの選んだ未来も正解だったって思えて胸が熱くなった。願わくば絶たれてほしくなかったけれど…人生に「タラれば」はホントにない。

ストーリー設定が、面白くて楽しかったです！続きを読みたいと思いました。

よいおはなしでした。感動しました。伝えられなかった思いが伝わってよかった。

丁寧な感じ。まぁ謎や疑問が多くて一話だけじゃなんとも言えないかな。あのひまわりを抱えていた人は一体誰なのか。少し気になる。

会員限定無料で読みました。絵柄もストーリーもきれいで、幻想感がある作品でした。続きが気になるので購入してみようと思います。

無料で読んでて、話の展開が面白くて、続きがかなり気になったので購入しました。絵も綺麗で購入して良かったです。

最初の方は　悲しいんだけれど、いろんなことが　明るみに出てくると　あぁ、そうだったんだっていう安堵も加わって　とっても　穏やかな気持ちになれました。

８才年下の弟には、兄の記憶が薄い。　吃音だったことだけは覚えている。　兄はカミングアウトした後、家を出て男性の恋人と同居していた。ずっと会わなかった兄が、事故で死亡。　喪主は恋人。　両親は今も兄に冷たい。　遺品整理に、親はいかない。　弟が兄の家に行くと・・兄が活きている頃にタイムスリップ。　兄と他人の不利をして交流、兄の人柄、恋人の人柄、何を考えていたのか理解する。　でも、事故死した人生までは変えられない耽美風結末。　泣けるBL。