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レビュー一覧

漫画『スリーピングデッド【単行本版】』

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総合評価
5点
4.5
(159)
5点 5 114
4点 4 26
3点 3 13
2点 2 3
1点 1 3

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2021-09-06
評価点
5
ののさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
す…すごい…。貪るように読みました。マッドサイエンティスト&ゾンビBLなのでそのつもりで読んだのですが、思った以上にグロかった。スプラッタ系苦手な方は要注意。しかし個人的にはそんなことでひーひー言ってられないくらいストーリーが面白かったんです。リビングデッドが“死なない“ためには難題があり、まーいろんな含蓄がある。これをここで文字にするのは野暮ですかね。ひとつ推したいのは表現力のすごさ。見せゴマが雄弁すぎる!庭の佐田、それを見る間宮、狂気と正気の境、そして…。震えますね~!もう3度読みましたがそのたびにドキドキする。上巻はBLっぽさ薄いですが、私としては間違いなくBLだと思える展開があり、最後まで読んだ上で再読するとかなりグッときます。ちなみに雑誌連載時とはタイトルが違うんですよね!意味深でもあり…。これはもう下巻(中・下の可能性もあるけど)はさらに面白くなること間違いなし。めちゃくちゃ楽しみ!!
2021-09-06
評価点
5
mimiさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ゾンビに興味はないし、下巻を待つのは苦行…でも作者の引力には抗えない。マッドサイエンティストの間宮と、彼の手によって蘇る佐田の関係性は、ゾンビよりも知性を保った「フランケンシュタイン」の方がしっくり来ます。物語の柱は、露悪vs.偽善の会話劇。間宮の理屈の中には真理もあり、拭いきれない「人間の性」に切り込む作者の洞察力が遺憾なく発揮されています。一方、佐田はどこか超然としていて、「死せる生者」らしく冷と温を併有してるのがとても皮肉めいてる。どうやってBLになるんだろ…なんて懸念は無用です。終盤には状況も面子も出揃って、苦行の始まりにわくわく。余談も余談ですが、聖二が「啓二」に見えて仕方ない…雰囲気あるよ。
2021-09-06
評価点
5
コレットさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
続きものでした。1巻読了時点で評価は期待を込めて☆5です。ゾンビものが好きで色々読んだり見たりするのですが、これは少し毛色が違ってゾンビと言うより生者に近いです。読み始めはキツイ描写があるのでしんどいですが、それを越えると意外に穏やかな時間が待っています。佐田はゾンビになっても男前で優しくどこか飄々として、それがとても辛くて怖い。冬邪も実験という名目以上に根深いものを抱えていそうだし、ここからどう進んでもハピエンには辿り着かないよなぁ、せめて佐田先生だけはこれ以上酷い目に合ってほしくない。箱庭的な閉じた世界に終始しているので2人が暮らす家の温かみと、外の世界の俗っぽさが対になっていて印象的。もしかしたら死臭のする冬邪の家こそが聖域なのかも、と錯覚してしまいます。結末を楽しみに待ちます。
2022-10-10
評価点
5
sb7さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
グロくてエグい、ゾンビもの。BLは風味付けかもと思っていたのに逆で。核になるのは、長い長い、片恋の末路でした。不穏な空気なのに飄々と親密さを増す二人のやり取りを、のめり込むように読んだ。この作者さんはストーリーテリングは勿論、気持ちの変遷や人との距離の詰め方が本当にリアルで巧い。モン吉の不調からはもう、「アルジャーノンに花束を」めく予感に震えた。自分の末路を悟り、でも深刻ぶらず淡々と、間宮のその後を案じる佐田。あの空気感はたまらなかったです。私は「大丈夫か?やれそう?」で涙腺決壊。性愛を超えた慈愛というか、もう母性だろう。間宮の「佐田くん、好きだ」を繰り返し聞きながら眠りについた無音のラストにしんみりしていたら。地獄編の賑やかしいことよ…涙は乾いた(笑)うーん、個人的にはこのオマケなくてもOKでしたが、でもこれで救われる読者も多いのかな。怪作にして快作。
2022-10-17
評価点
5
OBPさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
いや、勿論画力もあって、ストーリー構成設定台詞回し最高だけど、一つ引っかかるのは、こう言う研究を国が軍隊と組んで支援すれば死体供給も簡単になるだろうなと。ま、そこまで話のスケールを大きくしたらBLどころじゃなくなるよね。なんかまだ一悶着ありそうだし。ゾンビ系は大好きなので次巻期待してます。2巻読了後、余りにも感動し何時間か放心状態の後、わざわざ30分もかけてレビュー探して削除して再レビューします。まず、小柄であり孤高な天才肌が気に触ったのか、受けは何年間も同級生達から虐められ、それはいつか集団リンチ、レイプまでエスカレート。その際、何も知らずにしても無自覚にも唯一受けの苦しみを感覚的に察し精神的に支援しようとしたのが当時同級生の攻めであり、だからなのか卒業10年後2人は再会したのかと。あの地獄の中、確かに2人を結ぶ何かがあった。攻めが受けの実験後ゾンビ化し、受けの支配下でも少しづつお互い歩み寄る(受けの性被害トラウマのせいか挿入なし)。そしてなんと死体を蘇生させたカビが徐々に死滅し受けは1年後完全に死んでしまう。どうにか攻めを死なせない様に死にものぐるいで研究しまくり攻めを失いたくない恐怖の余り攻めから逃げまどう受けの焦燥感。もう己の時を察し受けとの最後の会話を求める攻め。自分がいなくともちゃんと幸せに生きろとアドバイスを残しお互い愛を囁く。攻めの死後、受けは自分は天才なのだからと右往左往しながら攻めを蘇生しようとするが残念ながら再生せず、僅か1-2週間後に庭で自害する。後味の悪い映画を観た後の様に、ただ一言「なんて可哀想な受け」。でも、最後にせめて1年間だけでも生涯最愛の想い人、高校の初恋の人、暗闇に射す一筋の光、どうしても生き返らせたかった大切な人を自力で生き返らせ、例え布越しでも少しでも肌を重ねる事ができ、一緒に旅行をしたり、語り合ったり、共に愛を囁いたりできたからこそ、それを失った時はそれなりにダメージも大き過ぎて、自信喪失も伴い、きっともう1人で生きて行く気力が1ミリも残っていなかったのでしょう…。素晴らしい作品、どうもありがとうございました。拍手喝采。感謝。涙。
2022-10-28
評価点
5
yokoさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
悲恋です。苦手な人は避けてください。あー読まなきゃよかったって思うくらい、今、つらいです。ハゲがBLランキングにしょっちゅう出てくるので、気になって、お試しを読んでも、すごいえぐい話でやめようかと思ったのに、何で読んじゃったかなー。あーナニコレ、えぐい上につらくてたまらない話だなんて、ひどいです!!! はー、攻めが最高にいい人で外見も中身もナチュラルにめちゃくちゃかっこいい。受けが性格悪い上にハゲ。でも二つの孤独な魂がひかれあって、最後には愛し合い、想い合う。素晴らしかったです。
2021-09-06
評価点
1
まーさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
マッドサイエンティストの見た目が、ハゲのおっさんにしか見えなくて全く萌えません!内容が素晴らしかったとしても、やはりキャラの見た目はある程度大切だと実感。よく許可したね…というほどグロい表現も好みが分かれると思います。
2021-09-06
評価点
2
はなさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
怖いのやグロいのが苦手な人にはおすすめしません!展開が気になりますが、人肉を食べる話なので内容的になかなかに気分が悪くなります。どう評価すべきか難しくて★2にしましたが、耐性のないひとにはすごく辛い漫画になるので気をつけてください。前半はこれBLなのかなってなりますが、後半に少しだけ進展がある…ような…?といった感じです。
2021-09-06
評価点
5
どんぶりさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
若ハゲ。まさかこれを読めるようになったとは。と言うよりは読ませるストーリーの魅力たるや。現実離れしたSF展開から、ラストは過去に焦点が当てられ、2巻への期待値がかなり上がります。楽しみです。モツや欠損シーンもあるため、苦手な方は注意。
2022-11-22
評価点
5
りくさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
いや、ものすごい作品に出会えたことに、感謝の気持ちしかないです。 美しくて残酷。これをカタルシスととらえることができる人は読んでもいいけど、バッドエンドと読んでぺしょんと凹む人は気を付けたほうがいいでし。マッドサイエンティストの間宮ははじめは本当に、ただ叔母さんのためと自身のプライドのためだけに研究していたんだろうに。それが最後のほうでは佐田を生き返らせるため だ け にがむしゃらに、なりふりかまわずあがいている。そこが美しい。下巻らへんから佐田と間宮が歩み寄る?というか近づいていく過程がとても丁寧に描かれていて、その辺もいい。何度も読み返してしまう。初めてセックスしようとするところも、ものづごくぎこちないのに、そのやさしさがいい。美しくて残酷と書きましたが、最後のほうの間宮について言っています。こんなに苦しむなら、いっそ間宮は愛を知らないほうが幸せだったのでは?そこが残酷です。