レビュー一覧

タイトルの名画を思い浮かべながら読んだせいか？ 起こったこともヒロインの心情もあまり穏やかではないのに、少し昔のフランス映画を見ているような淡々とした印象です。所々に入る原さんならではのユーモラスなシーンのせいかもしれません。派手さはなくても読んでいて心地よいのがいいです。

ストーリーはいつも通りを知らないけど彼女走らないけどまだまだ十分彼が素敵ですがなにかしら秘密主義に。

ストーリー的にはとても良いお話でしたが ラストがちょっと 急ぎすぎたというか お父さんとの再会をもう少し 丁寧に書いていただけたらもっと良かったな と思った。でも 絵は綺麗だし ヒロインはとても可愛いし良かったです！

原先生のお話は穏やかな作品が多く、肩の力を抜いて読めるのか好きです。ヒロインの勘違いから始まるヒーローとの出会いが、後々違う方向へ向かうのですが、ヒロインにとって幸せなもので良かったです。ヒーローのクモ嫌いに笑えました、私もヒーローと似たような経験があったりします（ケガは無いですけどね笑）。

人違いと勘違いで一緒に過ごしている二人のやり取りが楽しめました

休暇の予定が大幅に狂ってしまったヒロインだけど、ヒーローと過ごせてよかったです

両親の離婚で大好きだった父が出て行き、子供だったヒロインは、父は自分たちを捨てたと思い、恨みの記憶のまま大人になる。やがて母も亡くなり、イギリスからフランスの親戚の経営する休業中のホテルに臨時で店番がわりに居るのとになり、そこへある男性が訪ねてくるというお話。男性とヒロインの父親は何かしらの関わりがあったことを思わせるのですが、会話のテンポもよく読みやすいです！

伯母の仕事関係者と間違えてしまったヒーローと過ごす日々で、父親に捨てられ苦労したヒロインは徐々に癒されていく過程はHQならではですね。ヒーローと、ヒロインの父親につながりがあるとは予想外でしたが・・・。しかし、亡くなったヒロインの母親は、夫に捨てられたことで意地になっていたんでしょうね。